今月より、日本理学療法士協会は理学療法学教育モデル・コア・カリキュラム(案)を作成し、パブリックコメントを募集している。
モデル・コア・カリキュラムは全ての養成施設での教育を等しくすることを目的とするわけではなく、指定規則の7割程度を目安とした内容として、残りの3割は各養成施設の独自のディプロマポリシーに基づいた教育が編成されることを求めるのはとしている。
知識としての修得を求める事項については、アウトカム基盤型敎育の観点より、原則的に「説明できる」「列挙できる」などの学生の修得状況の評価が、記述試験や口頭試問等で確認可能な表現を用いている。
また、理学療法士養成校を受験するに際し、理科の「化学、生物、物理」の3科目について選択し入学してくることから特定の科目について未履修のことも起きうる現状から、養成施設にて補修教育等を行い差がなく理学療法士敎育に臨めるようにすることが望ましいとした。