【30秒 フレイルクイズ】
Friedが提唱したフレイルの基準には5項目あり、3項目以上該当するとフレイル、1または2項目だけの場合にはフレイルの前段階であるプレフレイルと判断します。次の5つのうち、当てはまらないものはどれか
①体重減少:意図しない年間4.5kgまたは5%以上の体重減少
②疲れやすい:何をするのも面倒だと週に3-4日以上感じる
③片脚立位時間の短縮
④握力の低下
⑤身体活動量の低下
正解は⬇︎
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正解は③の「片脚立位時間の短縮」で、正しくは「歩行速度の低下」です。
フレイルの主な原因にサルコペニアと低栄養があげられます。サルコペニア対策には骨格筋の形成・維持に必要なタンパク質を十分に摂取する必要があります。特に骨格筋の基となり、タンパク質の合成を促し、分解を抑制して筋肉の形成を促す必須アミノ酸のロイシンが注目されています。レジスタンス運動も筋肉でのタンパク合成を促します。筋肉をつくるために最も効果的なのはレジスタンス運動の約1時間後にアミノ酸を摂取することであると言われています。
筋肉をつくるためにタンパク質の合成を促すには十分なエネルギー摂取も必要です。フレイル対策には筋肉の他に骨の維持も重要であり、カルシウムやビタミンDも積極に摂りたい栄養素です。フレイル対策は、筋肉や骨をつくるための栄養素を食事から摂取することと、レジスタンス運動を行って筋肉の合成や骨密度の維持を図ることが重要です。
出典:健康長寿ネット
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