今話題の認定・専門理学療法士制度。2021年には「登録理学療法士制度」がスタートする予定となっている、卒後教育について、全く別の視点から今回は考えてみたいと思います。
これまでの議論は、理学療法士目線でみた診療報酬増加等の利点ですが、実質現状ではありません。そうなれば、給料への反映はないのではないか?という点について、理学療法士を多く雇用する経営者でもあり、自身が理学療法士でもある、ゴルディロックス社長、龍嶋さんにお話を伺いました。
果たして、雇用する側としての認定・専門理学療法士制度の利点とは何なのか?雇用者として、それを取得した従業員は評価対象となるのか?について伺います。
本日もよろしくお願いします。現在認定・専門療法士の取得に関して、取得におけるメリットがほぼない状態です。ゴルディロックスでは、認定・専門を取得された職員に対しての評価をどのように行なっていますか?
現段階においては明確な手当てを支給する事はしておりません。今後、評価項目の一つに該当させていこうとは考えています。
では、今後の評価項目に付け加える際に、現実認定・専門を持っていても保険点数における優位性はありません。その中で、どう評価に組み込むのでしょうか?
人事評価は成果評価と行動評価の2つの項目で構成しています。保険点数には反映はされないため、成果での評価というのは妥当ではありません。
行動評価の項目は ①業務管理・遂行力 ②取組姿勢 ③コミュニケーション ④教育・人材育成、指導 としており、 認定、専門を持っている場合、②、④の点においては評価ポイントのひとつになります。
そもそもの話なのですが、人事評価において、成果評価と行動評価に分ける理由はなぜですか?
ここに関しては様々な考え方があります。その考え方が企業の方針になることが多い印象です。成果評価は定量評価となります。 定量評価だけでは、今後好業績を生む可能性がある行動を評価仕切れないケースがあると判断しています。
行動評価をすると ・会社全体の成果が向上しやすい ・職種、年齢、学歴、男女に左右されない評価 ・好業績を生む可能性を持った人を育てることが出来る 良い行動をしている人は成果もしっかり出す傾向にあります。 そのため、行動評価も重要と現時点では考えています。
つまり、長期的投資観点から行動評価を行うという理解であっていますか?
おっしゃる観点もあります。ここがしっかり出来る方を昇進させてきたいと考えています。
つまり、成果評価だけが高くても、行動評価だけが高くてもダメということですね。まぁ正直どちらかが高くなれば、相対的に両方高くなるものだと思いますが。。
どちらかだけが低いとうことはあまりないですね。成果を出すためには日々努力する習慣を持っていないとなかなか.....
そうですよね。でも、認定・専門を行動評価の一要素に入れようと思われたのは、なぜですか?
行動評価の要素に・日々新しい知識(介護報酬改定や専門的知見)を吸収し、業務に活かそうとしている。という観点がございます。認定・専門を持っているといるということは上記要素に該当すると考えています。
認定・専門をとるためには一定量の勉強を継続する必要があります。継続する力は重要と判断しています。
ある意味で、経営者側からすると、認定・専門のような制度は自社の社員を評価するためには有用な制度ということですか?
はい、そう思います。どこの一面を評価するかが重要です。転職の際に、認定・専門を取っているという事はこんなことに長けているんです!と様々な側面で表現してもらえるといいなと思います。自分だったらそういう人に興味・関心を持ちます。
なるほど。逆を言えば、面接時に「認定もってます」「専門もってます」では、表現が足りないとも言えますか?
よくわかんないですよね。笑 なんとなくその分野の知識はあるんだろうな。という感じです。
自身が持っている専門分野の専門施設であれば話は別ですが、ひとつの領域だけすごいという印象になる可能性もあります。
認定・専門を持っていると施設にどのような影響をもたらすのかということを表現してもらいたいです。
実際に取得する側からすると、今まで不明だったその資格の意味が、また別の視点からみると、強みとなる可能性があるという、典型的な例ですね。
価値を説明していく能力がないといけないですね。認定•専門は元々研究をしていて、その延長線上で取得している人が多い印象です。価値を広めると取得者数も増えると思います。
確かにそうかもしれませんね。その点、企業側が優遇処置の中に、認定・専門を入れてくれるのはありがたいですね。
私の経験ですが、認定•専門等の資格を持っていると他業種の方から自分の事について興味を持ってもらえる事は多かったですね。
それ新しい視点ですね。どんなところで、興味を持たれるのですか?
特定の分野において一定の知見を持っていると認識される為、仕事の相談を受けて欲しいと言われます。
外部の方で主に商品開発や新しいサービス提供を考えている方からも話を受けられるようになりましたね。価値提供が出来るということになりますのでプラスになります。
ありがとうございます。一旦この話題に関しては、ここで終了させていただきます。一見全く利点のない認定・専門理学療法士制度ですが、視点を変えると新しい利点がありました。しかも、それが経営者的にみて利点となる部分が多いので、なお良しですね!本日もありがとうございました!
そうですね。常に問題の視点を変えて考えるということは重要です。ぜひ、そんな理学療法士の皆様をお待ちしております!
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① 訪問看護ステーション ゴルディロックス
東京都板橋区小茂根2-4-13 サンケイコーポ201
Tel:03-5926-8400
東武東上線 中板橋駅から徒歩13分
② 芝事業所
東京都港区芝4-18-3 JTM-26 33号室
Tel:03-6809-5342
JR 田町駅より徒歩5分
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