22歳の男性。20歳のとき、建設作業中の事故で第5頸髄を損傷し、現在両親と3人暮らし。自宅で母親が介護している。ここ2か月、大半の時間を車椅子に乗車し、朝方までパソコンを操作して過ごしている。食事は不規則でスナック菓子で済ませることが多い。身長170cm、体重75kg。膀胱瘻を造設している。
パソコン操作中は車椅子からずり落ちそうになっていることも多い。褥瘡が最もできやすいのはどれか。
① 後頭部
② 坐骨結節部
③ 大転子部
④ 大腿後面
答えは⬇︎
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②の坐骨結節部です。
褥瘡は圧迫や皮膚のズレなどから生じます。大半の時間を車椅子で過ごし、朝方までパソコン操作をして過ごしているということで長期の圧迫、また車椅子からずり落ちそうになっているとのことで骨突出部である仙骨部や坐骨結節部に褥瘡が発生しやすいとされています。
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