COVID-19(新型コロナウイルス)の感染の拡大を防ぐために、卒業式の中止や規模の縮小を検討する旨を発表する学校が増えてきている。
文部科学省は、今月25日付で卒業式および入学式等の開催に関する考え方を次のように発表している。
学校の卒業式や入学式等については,かけがえのない行事であり,現時点で,政府とし て一律の自粛要請を行うものではありませんが,特に感染が発生している地域におきまし ては,学校の設置者において,実施方法の変更や延期などを含め,対応を検討していただ くようお願いします。
また、開催する際は感染拡大防止の措置として、①風邪のような症状のある方には参加をしないよう徹底、②参加者への手洗いや咳エチケットの推奨、③可能な範囲でアルコール消毒薬の設置、④こまめな換気の実施を行うこと。
工夫としては、①参加人数を抑えること(在校生の参加の取りやめ保護者の参加人数を最小限とす る。保護者を別会場とする等)②会場の椅子の間隔を空けて,参加者間のスペースを確保すること、③式典の内容を精選し、式典全体の時間を短縮すること(祝辞の割愛、式辞等の文書で の配付、卒業証書は代表児童生徒のみに授与など④予行等は取りやめ、式典当日のみの実施とすることを提案している。