私は、地元沖縄の急性期病院で理学療法士として働いていました。
その際に、共働きの為に昼間ご家族がいなかったり、お子さんが仕事で県外に住んでいて、同居しているご家族も高齢で介護のサポートが難しく自宅での介護力が不足している方など、身体機能の低下が軽度でも生活背景の問題で、在宅へ移行することが難しいケースを経験しました。
一方で、これは平成28年に厚生労働省が出しているデータですが、「どこでどのような介護を受けたいか」という質問に対して、70%以上の人が「自宅で」と答えていることが分かると思います。
今後、医療制度が追い付かなくなり、入院でのリハビリ期間が短縮していく可能性も考えると、在宅での身体機能の維持・向上が重要になってくると思い、次第に在宅で働きたいと思うようになりました。
セラピストのスキルアップを応援
ではなぜ、私が沖縄から神奈川県にある訪問看護ステーションLuxemに転職したかというと、①資格手当という制度があるということ、②土日が固定で休みで、より研修参加がしやすいこと、③また外部研修休暇という制度があるということが大きかったです。(もともと旅行や観光、食べ飲み歩きが好きなので、新しい場所での新生活を楽しそうというのもあります)
Luxemのことは、POSTの「認定理学・作業療法士が給与に反映」という記事を見て知りました。
理学療法士の資格取得者数が毎年1万人増え、これからはより専門性を持つことが必要になると思い、今年認定理学療法士を取得しました。
あくまで、学んできた知識・技術に自身を持って、理学療法士としてこれからも自分自身のモチベーションアップをしていきたい、もっと多くの分野へ視野を広げたいと思って取得しましたが、それでも資格取得が給与に反映されることは、これからもセラピストの技術研鑽を続けていこうという気持ちになります。
資格取得には参加必須の研修や講習などもあるため、その研修を受けるための交通費や講習費だけでも、地方に住んでいると費用がかさみます。そういった点でも、専門性を高めていきたい、セラピストとしてスキルアップしていきたい人にとってはLuxemはいい職場なのではないでしょうか。
基本動作を実践的な動作に
これまでのキャリアで急性期病院での経験しかないので、退院時に社会資源の活用も最大限に活用できるよう提案できるのかやはり不安はありましたが、最初は先輩方の訪問に同行できるため、その都度教えてくれる環境があります。
在宅分野では地域の職員や外部の方、ご家族や利用者とのやりとりも多くなります。いくら可動域や筋力を改善できても、「怖くてあまり歩けていない」「デイサービスへ行くのが疲れるから行けていない」など、生活の中で大きな変化がないと理学療法士として自分自身の貢献度としては弱いと思います。
これからは、在宅での実際の環境や生活スタイルに合わせた理学療法の提供ができ、基本動作をより実用的な動作に変えていくことが出来る理学療法士になろうと思っています。
★ 現在、Luxemでは業務拡大につき、PTOTSTを募集中です。12月~1月頃の転職を考えているセラピストは、ぜひこちらからお気軽にご相談ください。