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【東京大学】紙の手帳の脳科学的効用について ~使用するメディアによって記憶力や脳活動に差~

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東京大学大学院総合文化研究科教授の酒井 邦嘉と同大学院生の梅島 奎立は、株式会社日本能率協会マネジメントセンターおよび株式会社NTTデータ経営研究所との共同研究において、スケジュールなどを書き留める際に使用するメディア(紙の手帳や、スマートフォンなどの電子機器)によって、記銘(記憶の定着)に要する時間が異なり、想起(記憶の再生)での成績や脳活動に差が生じことを初めて明らかにしたー。

 

 ポイント

  • ・スケジュールなどを書き留める際に、スマートフォンなどの電子機器と比較して、紙の手帳を使った方が、記憶の想起に対する脳活動が定量的に高くなることを発見しました。
  • ・異なる記銘の方法で記憶の想起のプロセスに影響が生じることを、脳活動から初めて実証しました。
  • ・教育やビジネスにおいて電子機器が多用される中、記憶力や創造性につながる紙媒体の重要性が明らかとなりました。

 

▶︎https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/press/z0109_00001.html

 

図1 スケジュールの書き留め課題と想起課題

 

発表雑誌

雑誌名:Frontiers in Behavioral Neuroscience

論文タイトル:“Paper notebooks vs. mobile devices: Brain activation differences duringmemory retrieval”(紙の手帳 VS モバイル機器:記憶想起時における脳活動の差)

著者:Keita Umejima, Takuya Ibaraki, Takahiro Yamazaki, Kuniyoshi L. Sakai*

DOI 番号: 10.3389/fnbeh.2021.634158

アブストラクト URL:

https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fnbeh.2021.634158/abstract

【東京大学】紙の手帳の脳科学的効用について ~使用するメディアによって記憶力や脳活動に差~

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