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【車いすユーザー × ファッションという視点】理学療法士|岡野菜摘先生

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洋服1枚が人生を変える?!

突然ですが、貴方はオシャレが好きですか?

 

ふと気づくと全身ユニクロ!!という日があってもO.K.。 ガウチョパンツを着たら部屋着みたいになっちゃった!!…大丈夫です。

 

このコラムでは、【車いすユーザー × ファッション】について、医療・福祉の視点からお話しさせていただきます。

 

どうぞゴロゴロしながら雑誌を眺める感覚で楽しんでいってくださいね。ご挨拶が遅れました。理学療法士の岡野菜摘と申します。

 

障がい者、特に車椅子ユーザーに向けて、理学療法士の視点からオシャレの楽しさや、機能的な既製服の提案をしています。クラスに1人は必ずいたオシャレ番長でなくても、私たちは、行く場所や一緒に行く人、魅せたい自分、などの条件に合わせ、毎日洋服を選んでいます。

 

例えば、学会発表が決まり、気合を入れて新しいシャツを買う。勉強会に参加する日は、ジーパン・スニーカーは避ける。

 

“気になる彼を落とす!秋冬デート必勝服まとめ”を見ながら、気になる彼との初めてのデートに備える (ついでにお気に入り登録)…など。洋服は、たった1枚で私たちに自信を与えてくれ、自分の外見だけでなく内面までも変化させてくれる物です。

 

誰もが日常的に経験している洋服選び・オシャレを、グッと医療の世界へ落とし込みましょう!

 

理学療法士の知識・技術をファッションに

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みなさんは、障がい者・車いすユーザーの患者様を担当したことはありますか?私は、新卒で障がい児・者リハの世界へ入りました。 そこで担当していた患者さん。

 

車いすを乗りこなし、コミュニケーション良好。 会社に勤め、一定の収入があります。しかし普段の生活は、自宅−職場の往復に、週1回の通院。 楽しみは家族との外食、年に数回行くAKBのコンサート…。そのような生活を望んでいる訳ではないのに、です。

 

リハビリを重ね、姿勢が良くなり、床上動作も安定してきました。 しかし、患者さんの生活は一向に変化が見られません。

深く話しを聞いてみると、

 

 

・友達を誘いたいけど、隣りを歩くことに引け目を感じる。

・どうせ障がい者だから恋も実らない。

・やってみたいことはある…だけど自信がない。

 

 

自分自身に対する自信のなさ、誰にも相談出来ないで諦めていた願いや希望、現状の生活に対する憤り…たくさんの想いが溢れ出てきました。

 

“仕方ないから諦めよう”ではなく。“ま、これでいっか”でもなく。“これがいい!”という選択をしながら生活が出来たら、その人らしく人生を楽しめるのでは?!

 

このデザインが好き!という物を身につけて。この人に会いたい!という人の隣りにいて。ここへ行きたい!という場所に出かけることができる。

 

車いすユーザーさんたちに、“その人らしく生きるための選択肢”をプレゼントしたい。しかもそれを、障がい者が密かに諦めていることを手段にしたい。

 

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身体機能や、座位姿勢という環境により、選択肢が狭まりがちな車いすユーザーさんへ、ファッションの選択肢を。

 

【理学療法士の知識・技術 × ファッション】

なんだか楽しそうな予感がしてきませんか?^^

 

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次のページ>>車いすユーザーが直面している現状と、ファッションの可能性

 

岡野菜摘先生経歴

 

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『大好きな服を着て 大好きな人と 大好きな場所へ』をモットーに、 理学療法士の知識と技術をファッションに混ぜ込みながら、ブログで発信。

また、デザイナーの鈴木綾と共に、イベント『車いすでお買い物ツアー』を実施中。 外出のきっかけ作りや、仲間作りを、ファッションを通して創造している。

選択肢を増やし、自ら選択することの楽しさを伝えることで、車いすユーザーが、 自分らしく生きることのできる社会を目指す。

ブログ:「あのモデルさんと同じ服が着られた!車椅子女子の表参道ファッション」

http://ameblo.jp/isufuku/

HP:「車いすファッションプロデュース」

http://kurumaisu-fuku.com/

※ボランティアスタッフ募集中!
【車いすユーザー × ファッションという視点】理学療法士|岡野菜摘先生

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