皆さん、こんにちは。火曜日担当の藤本裕汰です。本日もよろしくお願い致します。前回は排尿障害について解説しました。本日・来週で排尿障害にも関わる骨盤底筋群について解説していきます。
骨盤底筋群の解剖
骨盤底部は3層に分けられ、上から臓側骨盤隔膜、骨盤隔膜、尿生殖隔膜になります1)。骨盤底筋群に対する介入を考える時は2層目の骨盤隔膜が多く、ここに骨盤底筋群の多くの筋があります。
臓側骨盤隔膜は骨盤内臓器の表面を覆い、臓器の間を埋める結合組織になります1)。骨盤隔膜は肛門挙筋(恥骨尾骨筋、恥骨直腸筋、腸骨尾骨筋)と尾骨筋からなります。尿生殖隔膜は深会陰横筋、球海綿体筋、坐骨海綿体筋、尿道括約筋があります。
骨盤底筋群の各筋は以下のようになります。参考にしてください。
骨盤底筋群の役割
ここからは骨盤底筋群の役割について解説していきます。大きく分けて4つの機能について解説していきます。