皆さん、こんにちは。火曜日担当の藤本裕汰です。本日もよろしくお願い致します。前回は骨盤底筋群の基礎として機能や評価について解説しました。本日はトレーニングとトレーニングに関わる解剖について解説していきたいと思います。
前回の復習
骨盤底筋群は骨盤底部に存在し、さまざまな役割を持っています。筋に関しては以下の図を参考にしてください。
骨盤底筋群の大きな役割としては4つ挙げられ、非常に重要です。①臓器の支持、②排尿、③排便、④運動に関わります。そのため、骨盤底筋群が障害されることで臓器脱や排尿障害、腰痛などにも関わります。詳しい役割については前回の記事を参考にしてください。
評価に関しては質問紙で排尿障害について調べる方法が1番簡単です。触診しながら収縮を促す方法や呼吸と関わるため呼吸を評価して行く方法があります。
訓練に関わる解剖
ここからは訓練に関わる解剖について解説していきます。骨盤底筋群は股関節と体幹と大きく関わるため、解剖について理解することで臨床に活かすことが出来ます。
①骨盤底筋群と股関節
股関節との関わりに関しては大きく2つの要素があります。内閉鎖筋と内転筋が関わります。