脳卒中後の嚥下障害、集中リハで改善 tDCS上乗せは全体で差なし 伊5施設のRCT

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脳卒中後の嚥下障害に対し、集中的な嚥下リハビリ(言語聴覚療法)を続けた患者では、脳を電気刺激する群でも偽の刺激の群でも嚥下機能が改善した。注目される経頭蓋直流電気刺激(tDCS)を上乗せしても、全体では偽刺激を上回る追加効果は示されなかった。イタリアの5施設で行われ、46人が完遂した二重盲検ランダム化比較試験の結果で、欧州神経学アカデミー(European Academy of Neurology)の専門誌 European Journal of Neurology に掲載された。多施設・二重盲検で、tDCSの上乗せ効果を偽刺激と比べた試験。

 

対象は、虚血性脳卒中(脳梗塞)の後に口や喉の嚥下障害をきたした患者46人。実際にtDCSを行う群24人と、偽刺激を行う群22人に分けた。両群とも6週間にわたり集中的な嚥下リハビリ(言語聴覚療法)を受け、実刺激群はこれに両側陽極tDCS(1.5ミリアンペア、1日20分、週5日、計2週間)を併用した。

 

主要な評価指標には、嚥下の重症度を段階評価するDOSS(Dysphagia Outcome and Severity Scale)を用いた。

 

両群ともすべての評価指標で嚥下機能が有意に改善した(いずれもp<0.001)。著者らは、刺激の有無にかかわらず、集中的な嚥下リハビリと関連した回復がみられたと結論づけている。

 

実刺激群と偽刺激群

脳卒中後の嚥下障害、集中リハで改善 tDCS上乗せは全体で差なし 伊5施設のRCT

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