フランス・サンテティエンヌ大学病院などの研究グループは10日、高齢者のフレイルに対する運動介入を検証したスコーピングレビューとメタ解析を国際誌BMC Geriatricsで発表した。60歳以上のフレイル・プレフレイル高齢者を対象にした163研究を整理し、このうちランダム化比較試験(RCT)18件の介入群データを統合したところ、Fried基準のフレイルスコアは介入前後で平均0.71点低下していた。研究間でフレイルの評価に使われていたツールは47種類。
研究グループによると、PubMedなど3つのデータベースで2024年までに発表された介入研究を検索し、妥当性が確認されたフレイル評価と運動プログラムの両方を報告した163研究を採用した。評価ツールで最も多く使われていたのは、意図しない体重減少、疲労感、握力低下、歩行速度の遅さ、身体活動量の低下の5項目で判定するFried表現型だった。
介入の中身はレジスタンス運動・有酸素運動・バランス・柔軟性を組み合わせた多要素プログラムが中心で、週2〜3回、監督下で実施される形が典型だったという。
メタ解析の対象は、Friedスコアを報告したRCT18件の介入群25群・1,252人。介入前後の低下幅は平均0.71点(95%信頼区間 -0.92〜-0.49)で、統計学的に有意だった。研究間のばらつきは大きく、95%予測区間は-1.80〜0.39と0をまたいでいる。
追加解析のメタ回帰では、開始時の平均Friedスコアが高い介入群ほど、群内の低下幅が大きい関連がみられた。層別解析では実






