理学療法士(PT)ってある意味、生死に関わる仕事なんだって感じた。
インタビュアー:よろしくお願いします。お名前とご出身をお願いします。
鈴木さん:鈴木克喜(かつよし)です。出身は静岡の伊豆です。中学はソフトテニス部、高校はサッカー部でした。
インタビュアー:理学療法士を目指したきっかけは何ですか?
鈴木さん:きっかけは二つあります。一つは、地域に高齢者が多かったので、リハビリという存在が身近にあって注目してました。もう一つは、自分が膝を手術した時ですね。
僕自身、リハビリはそんなにやらなかったんですけど、一緒の病室にいた患者さんが、状態が結構悪かった方だったんですけど、いつも「死にたい。死にたい。」って言ってたんです。でも、リハビリが終わったあとだと、
PTの人の名前を言って、「あいつのおかげで今生きてられるんだ。」そう言ってたのが印象的でした。PTってそんなに生死に関われるんだって感じた時はかっこいいなって思いましたね。自分がどうこうというよりも、周りの人を見ててそう思いました。
僕はこうしてこの学校を選びました。
インタビュアー:それは印象的な出来事でしたね。ちなみに、差し支えなければ膝の怪我について聞いてもいいですか?
鈴木さん:はい。大丈夫です。簡単にいうと離断性骨軟骨炎でした。部活でやってしまいまして。元々、ずっと疲労が溜まってて高校1年生の時に発症した感じですかね。ともあれ、そこがリハビリテーションというものを知った出来事でした。インタビュアー:そうなんですね。その頃は他にどんな進路を目指してたんですか?
鈴木さん:小学校の頃からずっと教師になりたかったんです。それを目指し,国公立大学を目指していたんですけど、高3の9月に力及ばずで方向性に悩んでいた時に、高1から興味のあった理学療法士の道へ進むことを選びました。
インタビュアー:この大学以外に、別の学校などは受験したんですか?
鈴木さん:受験していないです。10月に公募推薦で今の大学への合格が決まったので、他の大学は受験していないです。
ここの大学のオープンキャンパスに参加して、実際の模擬授業を受けてみて、大学の教授の独特の授業やヒトの身体の不思議についてすごく説明してくれて、それが魅力的でした。その後の個人面談も親身になって相談に乗ってくれたりして、自分の心が動いて、いいなと思って受験を決めました。
了徳寺大学ってこんなところ。
インタビュアー:入学してから驚いたこと・イメージとは違ったな〜って思ったことはありましたか?
鈴木さん:大学生活で言えば、授業のカリキュラムは一般の大学とは違って、ほとんど必修科目で選択科目が全くなかったり。入学最初に頭髪検査があったりしました。笑 まあ、医療人として当たり前だとは思うんですが身だしなみとか厳しくて、さすが医療系の大学だなと思いました。インタビュアー:大学の先輩たちとは交流などはありますか?
鈴木さん:ゼミで先輩方と関わることが多いですね。私たちの学校では、入学した直後からゼミに振り分けられて、その先輩方とは接点はあります。ゼミ生同士で一緒に勉強したり、実技を練習したりとか。
あとは、各々のゼミで違うんですけど、そのゼミによっては各学年をまたいで一緒に映像をみながら歩行分析したりすることもありました。
インタビュアー:大学の行事はどんなものがあるんですか?
鈴木さん:色々ありますが、学祭が一番大きなイベントですね。サークル毎で催し物などを企画したり楽しかったです。
インタビュアー:クラスメイトは地元の人と地方の人、割合はどのくらいですか?
鈴木さん:僕の学年は90人くらいいて、地方から一人暮らししている人は10人くらいですかね。僕もその一人です。他にも実家が青森の人とかいますよ。
インタビュアー:一人暮らしは大変だと思いますが?
鈴木さん:最初は大変でした。食事とか洗濯とか。。今はだいぶ慣れてきて大変だとは思わなくなりましたけど。
(実習前なので)いまアルバイトはやっていないんですが、ハンバーガー屋と家庭教師を少ししていました。
インタビュアー:他の友達はどんなアルバイトをしてるんですか?
鈴木さん:飲食業がいちばん多いですね。あとは、整骨院・病院・薬局などの助手をやっている人も何人かいますよ。ジムのインストラクターやっている人もいます。
これから進学を考えている方へ。
インタビュアー:ご自身の経験を踏まえて、これから養成校に入学しようと考えている高校生の方々へ学校選びに関してアドバイスをお願いします。
鈴木さん:実際に学校に行ってみて、雰囲気を感じることが大事だと思います。あとは医療系って特殊な授業が多いので、実際に授業をうけてみることをオススメします。オープンキャンパスなどで体験授業があればぜひ参加すべきですね。そこで受けてみて、大学の教授に魅力を感じたり、授業に魅力を感じたところに進学するといいかもしれません。
少なくとも3年〜4年はずっと通う場所なので、魅力を感じることが頑張るモチベーションを保ちやすいと思います。僕自身、それが学校選びの決め手としてとても大きかったので。
インタビュアー:ありがとうございます。最後に鈴木さんは将来どんな理学療法士・社会人になりたいですか?
鈴木さん:理学療法士としては今後、大学院に行きたいと考えています。就職を希望したところも病院内に大学院があるところでいつかは働きながら大学院にいくという形をイメージしています。
進みたい領域としては、実習でガンのリハビリテーションにすごく関わることがあったのでそういった方面や、もし可能だったら教師という夢が小さい頃から持ってたので、養成校の教員を目指せたらいいなと思っています。色々やりたいことが沢山あります。笑
インタビュアー:応援してます。これからも頑張ってください。今日はどうもありがとうございました。