訪問リハビリテーションの魅力ってなんだろう?#5

心が変われば、人生が変わる。人はいつまでも変わることができる。

 

私が訪問リハビリテーションに携わるようになって間もなくの話だ。

 

ある利用者さんとの訪問リハビリテーションが開始となった。

 

男性のAさん。

 

息子さんと二人暮らし。腰の状態が悪く、一本杖で何とか自宅内を歩行していた。

 

男性の暮らしとなると、もちろん全ての人とは言わないが、掃除が疎かになることが多いのではないか。

 

その方も片付けや掃除が苦手な方だった。

 

歩行の不自由さや、排泄機能の関係でトイレが間に合わないため、オムツをしていた。

 

そして自宅の廊下や、トイレ内に使用済みのオムツが置いてあった。

 

もちろん、衛生上の問題からも、その環境は良くないし、リハビリテーションする上でもなかなかやりづらい。

 

ただやはりその人の価値観を簡単に変えることはできないし、尊重しなければいけないこともあるだろう。

 

今の状況について本人と話し合ったりもしたが、簡単には掃除をすることもできない。

 

ケアマネージャーさんと協議し、支援や援助を提案したが本人は受けようとはしなかった。

 

私はまず、Aさんが家の中に引きこもりがちになっているので、まずは屋外に出ることをリハビリテーションとして取り入れた。

 

最初は玄関に行くのも嫌がっていた。

 

しかし、次第に玄関先まで出れるようになり、外で歩ける時間が増えてきた。

 

そして常に下を向いて眩しそうにしていたAさんが、少しずつ上を向いて歩けるようになってきた。

 

 

 

そうして訪問リハを続けていたある時、自宅へ訪問すると何か違うことに気がついた。

 

「あれ?部屋が少し綺麗なような・・・」

 

そう。

 

それは私の勘違いではなく、本当に部屋が綺麗になっていたのだ。

 

これまで廊下やトイレ内にあった使用済みオムツもなくなっていた。

 

話を聞いてみると、

 

「歩きやすくしようと思ってね。あんたも歩きにくいだろ。」と。

 

普段から口数の少ないAさん。

 

いつも通りの小さな声で言った言葉。

 

しかし私にはいつもとは比べものにならないくらい、しっかりと、耳と心に残る言葉だった。

 

 

山下 智茂氏・松下茂典氏著書「心が変われば 山下智茂・松井秀喜を創った男」中に、こんな言葉がある。

 

心が変われば、行動が変わる。

 

行動が変われば、習慣が変わる。

 

習慣が変われば、人格が変わる。

 

人格が変われば、運命が変わる。

 

 

当たり前のことだが、訪問リハビリテーションは身体機能の改善だけが目的ではない。

 

私たちの関わりによって、その人の価値観が変わる。

 

そして価値観が変わることによって、その人の人生が変わる。

 

私たち療法士の様々な関わり方によって、その人を支えることができる。

 

訪問リハビリテーションは非常に魅力のある仕事である。

 

【目次】

第一回:百聞は一見に如かず

第二回:その人の人生に寄り添える

第三回:その人の“感性”に触れることができる。

第四回:ありがとうの意味

第五回:心が変われば、人生が変わる。

 

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【ご希望の方はこちらからご連絡ください】

ベストリハ株式会社 総務 本田、安蒜(あんびる)宛

 

tel:03-5813-9897 mail:info☆bestreha.com(☆を@に変えてご連絡ください)

 

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