必要な人材と地域包括ケアシステム
弊社は拠点が多いため、様々な市区町村の情報を吸い上げることが出来ています。その結果、感じていることは市区町村で差があり、地域包括ケアシステムを確立できない自治体が多いということです。
そういった状況や地域差を考慮しながら、弊社の療法士が何をすることが出来るのかを考えていく必要があると思います。ただ、地域包括ケアシステムに対して”どうせダメだろうな”という気持ちではなく、建設的な気持ちで協力していきたいです。
地域のリーダーをみつけ、そのリーダーを教育しマネジメントしていく必要があります。療法士は地域を評価し、マネジメントを行うことで地域包括ケアに関わっていく必要があります。そういった理念のもと、弊社では直接、自治体に出向いて話し合っています。
必要な人材とは?
幅広く、広い視点で広くみることが出来る療法士を採用したいです。技術だけではなく医療・介護保険制度の動向や国の流れをよく勉強し理解している療法士を求めています。
今後生き抜いていくためには、読み解く力が必要になっていきます。療法士業界にその視点を浸透させるためには、私たちが発信していかないといけませんね。
この他、最低限社会人としての行動を取れる人材であって欲しいです。敷居のまたぎ方や礼節が出来ていないと、訪問リハビリは行うことが出来ません。マナーや礼儀に凄く厳しい家や硬い人がいる一方で、硬いのを嫌う家やフランクに接してほしい人もいます。
この家・人はどういったタイプなのかを察知し、対応出来る人であって欲しいです。
現在は概ね、毎月2,3人採用しています。採用基準に関しては、小論文などの試験や面接を行った上で、採用・不採用を判断します。また、エントリーしてもらう前に、会社説明会を行って弊社の理念・給与体系を理解し、働きたいかどうかを判断してもらっています。
基本的には常勤での採用をさせていただき、育児・介護をしながらの女性の場合は、非常勤という形態も用意しています。育児・介護が落ち着けば、常勤に移行することも可能ですし、反対に非常勤に移行することも可能です。
この他弊社には、学校に通いながら非常勤で働く人、 他の会社、例えば週一回療育センターで働いている方や、資格取得の為に学校へ通いながら弊社でも働いている方がいます。理由により週4日勤務でも30時間以上働いている方は常勤で採用する場合もあります。
状況により副業も認めています。事前申請のもと、業務に支障を来さず、ご利用者様にご迷惑をおかけしない範囲で認めています。弊社の理念として”自立型療法士”を掲げていますが、入職して直ぐに”自立型療法士”になれる訳ではありません。
そのためには”自己裁量権”が持てるだけのマネジメント能力、つまりスケジュール管理や制度の理解、地域との連携が自ら行えて初めて”自己裁量権”を持つことができます。自由でも奔放でもなく、それだけのマネジメント能力がないと”自立型療法士”にはなれません。
参考
株式会社 東京リハビリテーションサービスHP目次