理学療法士を目指したきっかけ
一言で言えば、「すごく気になった」です。きっかけは、高校時代の友人です。友人にこういう仕事があることを聞き、普通ならこういう仕事があるんだなぁと思う程度で終わると思うのですが、なぜか、次の日から異常に気になり出しました。そして、知らず知らずの内に、理学療法士についてたくさん調べていたんですよね。自分でもよく分かりませんが、片思いみたいな感じですかね(笑)
現在の仕事
外来整形外科ですので、退行変性疾患である運動器に対するリハビリテーションですね。運動療法を主体とし、必要に応じてはスリングセラピーやテーピング、インソール処方も行っております。
キャリアアップとは? そのために”今”行っていること
「自身の確立」だと思います。若いくせにと思われるかと思いますが、数多くいる理学療法士の中で、自分は社会に何が提供出来るのかを考え続けることではないでしょうか。正直、永遠の課題かもしれませんが、何か少しでも見えてくるものがあれば、確実に階段を上っていると思います。私が1,2年目の時に臨床で意識していたことは、まずは勉強会や先輩から学んだ治療技術のモノマネです。技術だけではなく、理論まで自分の中に落とし込むように努めていました。しかし、モノマネだけで終わってしまっては駄目です。大切なのは、その次です。「じゃあ他の部位ではどうなのか?他の部位にも類似した反応がでるのか?」と、次へ展開させることです。この展開力が、自身の確立には重要だと考えております。面白いことに、実際に患者さんを診ていない時に、ふとひらめく事の方が多いんですよね(笑) また、私自身、来年度から大学院に進学させて頂くこととなりました。そして、研究分野の知識や経験を得て、今後に役立てていければと考えております。
リハビリ職を目指す学生の皆さんへ
稲垣郁哉先生の経歴
経験年数:5年目
資格:理学療法士
所属:広尾整形外科
出身校:東都リハビリテーション学院