看護師と療法士の仲違い
あまり大きな声では言いませんが、事実タイトル通りのことが病院、施設によってはあるかと思います。この理由は、些細なものだったりします。チーム医療を推し進める意味でも、この仲違いは無意味でしかありません。
事実、一緒に働いている看護師または療法士に、言いたいことを言えていますか?あくまでも、専門職同士としての意見交換です。意外にも、言いたいことを言えていない病院や施設が多いのではないでしょうか?一体それはなぜでしょう?
いろいろな方々から意見を聞くと、一昔前の療法士は看護師に対して偉そうにしていた歴史も少なからずあります。リハの時間になると、病棟に連絡し、看護師を送り迎えに使っていた歴史。今でもその風習が残っている所も少なくないと思います。もちろん、この逆もあるでしょう。
この業務内容に関しては、それぞれ意味がある業務だと思うので、是非を問う気はありません。ただ、今起こっている仲違いの多くは、お互いの業務をザックリとしか理解していないことが問題になっていると感じます。つまり、この溝を埋めることは、お互いの努力でいかようにもなるということです。
まず療法士は、看護師の仕事を理解し、歩みよる努力をしましょう。
訪問看護と訪問リハのリスク管理
我々、療法士の業務で重要になるのがリスク管理です。しかし、療法士だけがこのリスク管理を担っているかといえば、違います。看護師もリスク管理を徹底的に行っています。この業務範囲は、かぶる部分も多くお互いの仕事を理解する上で重要な項目となります。
療法士のリスク管理の主な内容は、機能的なリスクが多く、看護師のリスク管理は、生命維持のリスク管理を多く含むと思います。当然、この部分は完全に分けることができませんが、専門性を考えるとこの住み分けがしっくりくるでしょう。
人それぞれ、考えがあることですから、どちらのリスクが高い低いという意見がありますが、基本リスクはリスクです。どちらの仕事が重要、重要ではないということではないはずです。
療法士が苦手な分野だと、バイタルや投薬に対するリスク管理です。この部分は、看護師に聞くべき項目であり、療法士も知っておかなければならないリスク管理です。
お互いにとって重要なのは、患者・利用者であり、専門家の個人的な感情ではありません。当たり前のようで、非常に難しいことですが、この目的意識がズレてしまうと、仲違いは無くならないのではないでしょうか?
もし、看護師の業務内容がわからないのであれば、積極的に聞きに行くことをお勧めしています。
もし、周りに聞けるような人がいなければ、以下の場所で直接看護師さんの業務内容を聞くことができます。
訪問リハを行う上で必要な知識技術を学びに行こう
訪問リハにおいて、訪問看護師の人数には決まりがあります。しかし、実際には看護師とコミュニケーションを密にとっているステーションは意外にも少ない。
その点、LEでは代表が看護師ということもあり、療法士と看護師のコミュニケーションを大切にし、相互の研修会が常に行われています。では、一体、看護師が行うリスク管理とは、どのようなものなのか?今回、LE訪問看護リハステーションにお願いをして、ご希望があればそのご希望に合わせて、実際にどのようなリスク管理が必要なのか、など訪問リハに必要なミニ研修会を開いていただけることとなりました。
日程は、希望者に合わせていつでも開催いたします。ぜひ、下記お申し込み、またはフォームからご連絡ください。
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