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坪井大和さん−日本理学療法(PT)学生協会会計−

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理学療法士を目指したきっかけ

小学校一年生の時に交通事故にあいました。その時のリハビリがPTとの初めての出会い(だったそう)です。実はあまり記憶にありません(笑)。ただ小学校の時から人の役に立つ仕事をしたいと思っていました。私が中学三年生の時、私の祖母がくも膜下出血で緊急搬送され、一命はとりとめました。しかし意識がなかなかはっきりせず、寝たきりの状態が長くなっていました。そんな時期からもPTの方は毎日ベッドサイドで理学療法をしにきてくれました。その後長い年月を経て、祖母は自宅復帰をし、屋外歩行器歩行自立までに回復しました。僕はお見舞いの度に祖母とPTの方が一緒になって一つの目標に向かっていく姿を見て、いつの間にかPTという職業に魅せられていました。その後も病院見学などで何度か関わっていく中でPTは私の天職だと確信しました。

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神戸大学を選んだ理由

理学療法士になりたいと決めたのは高校生になってからです。高校2年生から神戸大学 を目指すことにしました。なぜ神戸大学かというと、正直なことをいうと、PTにおいて京大と並び偏差値トップの大学だからです。野心だけ強く、一番良い大学に入って日本一のPTになりたいという思いがありました。ただ国語が苦手だったので、京大は避けました(笑)。トップクラスの大学に入りたかったのかというと、自分はあまい考えに陥りやすいため、周りの環境がとても重要だと考えたからです。神戸大学に行けば、強い気持ちをもった同志と切磋琢磨できるのではないかと思っていました。実際に入学してみると、例えば伊佐(2013年度JPTSA会長)という男が同期入学していて、僕と同じように日本一のPTになりたいという夢を持っていました。他にも自分の将来について真剣に考えている学生が多く、自分も負けてられないなという思いに駆り立てられます。

最後に神戸大学を選んだ決め手となった出来事があります。私は実際に自分の目指す大学が本当に正しいのかということを自分の目で確かめたいと思っていました。しかし、オープンキャンパスに行こうとホームページを見ると、もう締め切っていました。しょうがなかったので、全く関係のない10月の休日に雰囲気だけでも見られたらと神戸を両親と共に訪れました。そして、大学に向かう途中、何か賑やかな音がいました。たまたま、名谷祭という神戸大学保健学科の学園祭が行われていました。「しめた」と思いました。学科紹介のブースもあり、オープンキャンパスよりも大学生との距離を近くに感じることができ、また本当に様々なお話を聞くことができました。そして私の目指すべき大学はここだと確信しました。

学生協会に入ったきっかけ、学生協会で得られること、望むこと、これからの展望。

JPTSAは会員制をとっていないので、明確に入ったということはありません。JPTSAの主な活動として交流会があります。僕は一回生の年度末にあった自分の大学主催の交流会まで一度も参加していませんでした。何故かというとどんな人が集まった団体でどんなことをしているのかということが分からなかったからです。しかし、一度参加してみると、その魅力に引きつけられました。そして、自分の学校だけでなく違う学校の友達や先輩、後輩などと様々な意見・情報を交換したり、交流を深めたりしていく中で、この団体を様々な人にとってもっと魅力的な団体にしていきたいという思いが芽生えてきました。また、自分が感じてきたような思いをもっともっと全国のたくさんの学生にもしてほしいと思いました。そして私は一年間理事として活動していきたいと考えました。

私は今年度この団体の広報活動をしていく中で、JPTSAを初めて知ったという学生にたくさん出会ってきました。その学生たちからは「もっと早くから知りたかった。」という声をたくさん聞いてきました。先ほども述べましたが、僕自身も一回生の時は何も知らなかったため、同じ様な思いをしました。また彼らの交流会に参加した時の「本当に来て良かった。」「とても楽しい。」「また来たい。」といった言葉を聞いたときに、もっとたくさんの学生にこの団体の存在や魅力を知って欲しいし、それを伝えていかなければいけないと強く感じました。まだまだJPTSAに参加している学生には学校間や地域間に大きなギャップがあるのが現状です。このギャップを埋めるには時間がかかりますが、時間をかけてでも埋める必要があると思います。

その他に感じたこととして、JPTSAはもっと魅力的な団体になっていけるということです。現在の主なイベントとしては年六回ほどの交流会しかありません。私はもっと学生が主体的に活動をしていける様な環境を築いていけたらいいのではないかと思っています。そのため交流会の様な大きなイベントに加えて、他学部生との交流やセミナー、ボランティアなどの活動を通す中で、学生が色々な人々と触れ合い、色々な経験をしていく中で、さらに視野を広げ、モチベーションを高めていくことができるのではないかと考えています。そのような活動内容は理学療法にこだわらずに学生らしいユニークなイベントであっても非常に面白いと思います。

まとめになりますが、JPTSAは全国の理学療法学生が自分たちの明るい未来を創り上げていくために、学生のうちから色々な人との出会いや様々な経験を通して、感性を豊かにし、視野を広げ、何かアクションを起こすきっかけになるような団体へと成長していってほしいと思います。

坪井大和さんの経歴

学校:神戸大学

坪井大和さん−日本理学療法(PT)学生協会会計−

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