患者さんから「この運動を家でどれくらいやればいいの?」と聞かれたとき、あなたはどのように答えているだろうか。
理学療法士・作業療法士といった運動を教えるプロなら、科学的根拠を持って回数や負荷を設定したいところ。
速筋繊維を鍛えるにはよく「80%1RMの負荷で筋トレを行う」のが原則と習ったりもするが、トレーニングの工夫次第ではそれ以外でも鍛えることは可能だと、東京大学石井教授は話す。
■ 典型的な例としては加圧トレーニングが挙げられます。筋肉をベルトで締めつけることで筋肉はあっという間に疲労し、速筋線維が早い段階で使われるようになります。
■ 筋肉の張力を維持しながら動くスロートレーニングでも、同じことが起こっていると考えられます。
■ また、力を出しながら筋肉が引き伸ばされるエキセントリック(伸張性収縮)を利用することも、強い力を出さずに速筋線維を使う方法の1つです。
石井教授は、運動生理学・トレーニング科学の書籍を多数執筆されている。
ぜひ一度覗いてみてはいかがだろうか。
合わせて読みたい
* 高齢者の筋内脂肪の蓄積、サルコペニアと運動機能低下に関係か
<本記事は、※1著作権法第32条 を参考に、以下の部分に注意し、記事の引用を行なっています。>
1,引用文と本文の区分をはっきりする。引用文には、「blockquoteタグ」で囲うものとする。2,引用元の本文を全文引用しないものとする。3,引用文は勝手に編集(構成上略す場合を除き)、内容の変更は行わないものとする。4,引用文のみの記事構成にはしないものとする。以上.
※1(引用)著作権法第32条 公表された著作物は、引用して利用することができる。この場合において、その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるものでなければならない。(文化庁:著作権なるほど質問箱)