今年中に人間の頭部移植が行われる可能性があるといった、SFのような報告が舞い込んできた。
世界で初めて人間の頭部移植手術を行うと宣言して物議を醸す神経外科医、セルジオ・カナベーロとその研究チームが、ラットの頭部移植手術に成功した。
今年12月に、ついに人間が頭部移植手術に臨む。
研究は、脳死したラットを体のドナーとして、別のラットの脳と前腕部を取り付ける「双頭モデル」という方法で行われた。
移植後のラットは、痛覚反応や角膜反射があったとされている。
人に行う際には、患者とドナーの頭部と胴体を切り離し、脊髄、筋肉、血管を縫合、接着剤の役割を持つ化合物でつなぐといった方法を実施するようだ。
記事中にもあるように物議を醸している理由として、脊髄をつなぎ合わせる事は難しく、成功はしないという意見や、倫理的な問題などが指摘されている。
倫理的な問題に関しては、今回の手術予定者で遺伝性の神経原性筋萎縮症「ウエルドニッヒ・ホフマン病」を患っている、バレリー・スピリドノフはこのように話している。
・「腎臓移植や心臓移植と同じようなものではないか」
・「私には選択肢が少ないのだということを分かってほしいです。このチャンスを逃したら、私の最後は悲しいものです。(症状は)毎年のように悪化しているのですから」
再生医療は日々進歩しており、先日も、日本で他人のiPS細胞から作った網膜の細胞を移植する手術が行われている。
私達も再生医療施行後の患者・クライアントにリハビリを行う日は、もう遠い未来の話ではないであろう。
本当に手術は行われるのか?
今後の動向に注目したい。
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