【理学療法士が開発】難病の中学生がデザインした呼吸リハビリ機器「LIC TRANER」

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以前、POSTのインタビューにて、国立精神神経医療研究センター病院の寄本恵輔先生にお話いただいた「LIC TRANER」。

 

筋萎縮性側索硬化症(ALS)をはじめとする、神経難病の方の新しい呼吸リハビリ機器として注目され、Yahoo!ニュースにも取り上げられている。

 

「世の中は、患者さんが動かすんです」と寄本さん。

 「発売初日に買われた方がいます。その方の奥さんは、徐々に呼吸困難が進行する病気ですが、LIC TRAINERで呼吸のリハビリを朝、昼、晩、約10回ずつ毎日続ける熱心な患者さんです」

 「24時間着用しなければならなかった人工呼吸器を外せる時間ができるようになったと報告を受けました。もともと3000ミリリットルあった肺活量が病気で800ミリリットルまで落ちたのですが、今では1500ミリリットルまで回復しています」

詳細を読む(引用元):http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/50557

 

呼吸リハビリの中でも代表的なアプローチとして胸郭の柔軟性に対して徒手的にアプローチを行うことはよくある。

 

しかし、肺自体の柔軟性を保つのはそれだとなかなか難しい部分がある。

 

 

LIC TRANERは、本体にバックバルブマスクを繋げ、マスクを通して患者の口から空気を送りこむことで肺に陽圧がかかり、またリリーフ弁を開放することで息を吐く感覚を掴んでもらう。

 

また、流量計を用いることでどのくらい肺に空気が入ったか量を測定しながら行うこともできる。

 

今後は使用症例数を増やし研究を行っていく方針だそうだ。LIC TRANERによってより多くの神経難病疾患が救われることに大きく期待したい。

 

 【理学療法士が開発】難病の中学生がデザインした呼吸リハビリ機器「LIC TRANER」

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