理学療法士を目指したきっかけ
理学療法士という職業を知ったきっかけは高校野球部時代の怪我です。この時は理学療法士になりたいな、くらいにしか思っていませんでした。時代の流れもあり両親が「大学には行くように」と言われ、見事に理学療法学科のある大学は不合格‥‥。希望とは別の経済学部に入学しました。大学3回生になると就職を考える機会が増えて「本当に何がやりたいのだろう?」と考えました。
その答えが「スポーツ選手を治療する理学療法士だ」となり、専門学校を受験しました。もちろん、両親からは大学を中退することや専門学校に入学することは大反対されましたよ。でもそんなわがままを許してくれた両親には本当に感謝しています。理学療法士になるために遠回りしましたが、本当にやりたい仕事を見つけられてよかったと思います。
現在の仕事
老人保健施設の入所者様、ディサービスの利用者に個別リハビリ、集団リハビリを実施しています。
また、副主任という役職上、他職種とのカンファレンス、会議、実習生がいれば学生指導、新人教育指導などを実施しています。
キャリアアップとは? そのために”今”行っていること
以前は役職につくことがキャリアアップと思っていました。でもそれは経験年数が経つにつれて上司がいなければついてくるもので「特別に何かやったの?」と自問自答したときに答えられませんでした。もちろん、役職を頂けることは信頼されているのだ、より頑張ろうという気になります。しかし、「棚から牡丹餅」ではいけないと感じたのです。任された仕事以上の結果など意識して実行していくことが成長につながっていくのだと思います。私の好きな言葉に「原因のない結果はないし、結果のない原因もない」という言葉があります。つまり、「勉強しなければ成績が落ちる」というように自分自身がどのような原因をつくり、それによってどのような結果を呼び寄せるのかを選択しているのだと思います。それは「自分が選択した結果」と考えるようになりました。
このように考えるようになってからの私にとってのキーワードは「出会い」です。人との出会いや勉強会との出会いで志の高い仲間や熱い気持ちを共有・共感してくれる人と出会いました。その場所は病院・施設などの1つの場所ではないので院外に出て行き、「成幸者」「仲間」から吸収・刺激を受け成長していきたいと思います。そして一歩一歩、ステップアップして「人間力の成長」することが今の私にとってのキャリアアップと思っています。