Q38.療法士の主な就職先を教えてください。
理学療法士の場合
多くが医療施設ですが、介護、フィットネス、スポーツの分野にも広がっています。
理学療法士（ＰＴ）の職場は、病院などの医療施設が約７割と圧倒的に多くを占めています。
一方で、高齢化とともに老人保健施設、訪問看護ステーション、通所介護施設などの介護保険領域も増えてきました。
さらに今後は、予防分野としてフィットネス領域での雇用増加も考えられますし、欧米のようにスポーツ分野で働くＰＴも多くなっていくでしょう。
作業療法士の場合
作業療法士（ＯＴ）の職場も、病院などの医療施設が約６割を占めています。今後はデイサービスや訪問リハビリテーションといった介護保険法関連施設での需要の増加が見込まれます。
さらに、海外で実践されているように、特別支援学級にＯTがかかわっていくことも考えられます。
（※公益社団法人作業療法士協会ＨＰよりデータ引用）
言語聴覚士の場合
語聴覚士（ＳＴ）会員は約７割強が病院などの医療機関で仕事をしており、その次に多い職場が老人保健施設や特別養護老人ホームです。
治療や支援を必要としている患者さんの数に対してＳＴはまだまだ不足しているのが現状です。
また、国の政策に沿って、医療機関ではなく在宅での生活を目指したリハビリの必要性が高まっており、今後は通所リハビリテーションや訪問リハビリテーションといった介護保険領域でも大いに活躍が期待されています。
