理学療法士が開発に携わったパーキンソン病に特徴的な「すくみ足」を改善する機器「Qピット」が話題だ。
「Qピット」は患者さんの腰に装着し、そこから患者の足元に緑色の光の線を照射。さらにメトロノームのように一定のリズムを刻むことで視覚刺激と聴覚刺激を手掛かりに歩行が改善する。
開発にあたって、養和病院の理学療法士 土中氏が関わり、患者さんからのモニター評価を集めた。
ロボットやAIなど最先端テクノロジーが注目されているが、今回の例のように既存のデバイスを組み合わせることでも十分症状を改善することができる。
以前にも、理学療法士が開発に携わった呼吸リハビリ機器「LIC TRANER」を紹介させていただいたが、療法士の知識は様々な場所で活躍できる実証例ではないか。