10月30日、第3回 理学療法士・作業療法士学校養成施設カリキュラム等改善検討会が開催された。
カリキュラムの改正案に重要な指針となる学生や卒業生に対するアンケートや、臨床実習指導者に対するアンケートの結果が公開されている。
アンケート結果によると、睡眠時間に関して、約60%が講義日より3時間以上睡眠時間が少ないと答えており、また約半数の学生が心身に不調を感じたと答えている。
また、臨床実習を経験したかった施設を聞いたアンケートでは、理学療法士・作業療法士とも「訪問」が上位に挙がっている。
実習指導者に聞いたアンケートでは、「臨床実習前に養成施設においてもっと教育してほしい教育内容」として理学療法評価学や、コミュニケーション・接遇など が上位に挙がっている。
また、「患者に触れる臨床実習について、実習生は臨床実習を行うための技能等が不足していると感じたことがあるか」を問いたアンケートでは56%が不足を感じたと答えており、時々感じたと答えた41%と合わせると、そのほとんどが「不足」だと感じたことがあることが分かる。