SMAPが解散しソロで様々な活動している香取慎吾さんは2年前、パラスポーツの競技団体を支えるパラリンピックサポートセンターの設立に合わせて、エントランスに壁画(縦2.6メートル、横6.1メートル)を描いた。
その香取さんは朝日新聞パラリンピックスペシャルナビゲーターとして、開幕までまもなく残り1000日を迎えるにあたり、パラスポーツに対する思いを語った。
できることは限られているかも知れない。それでも、応援する人々の声は増やせそうな気がする。僕はお芝居やテレビに出演したり、歌も歌ったりするけれど、どれも自分たちだけでやるものじゃない。それを見て感動してくれたり、刺激を受けてくれたりする人がいるから意味がある。
パラアスリートたちも、ただ1等賞をとれたらいいのではなく、懸命な姿に自分を投影する人、影響を受けて応援しようという人がいるからこそ、頑張れる。その期待に応えるために自分が磨かれる。それが競技全体のレベルアップにもつながってくると思うのです。
引用元:朝日新聞DIGITAL
このインタビューを見て改めて競技する人と、観戦する人の関係性について考えさせられた。香取さんがいうように、スポーツを通じて自らを投影し共感することで観戦するものにも感動を与えられるのだろう。
理学療法士の立場から考えると、パラスポーツとの関わりは体のコンディションがメインになると思うが、一般の観戦するものとして声援を送ることも競技者のサポートになるということか。
パラスポーツに興味はある人はたくさんいると思う。しかし五輪と比べてメディアでの情報も少なく実際に試合会場に足を運ぶ人も少ない現状である。
パラスポーツは同じスポーツでありながら健常者の団体と比べて環境が整っておらず、よりサポートが必要であると香取さんも語っている。
2020年東京大会ではバトミントンや柔道を始め、ボッチャやウィルチェアーラグビーなどあまり聞き慣れないものまで全22種目もある。私はまだテレビでしか観たことがないが、サッカーやウィルチェアーラグビーなど、それは激しく、健常者が行う通常のもの以上かもしれない。
これを機にパラスポーツを一度観に行ってみようと思う。