筋電義手とは、前腕部分に取り付けられたセンサーで表面筋電を計測し、モーターで義手を動かすことで自身がイメージした手の運動を再現するもの。
神奈川県では、今年度の春から普及に力を入れている。
神奈川県の黒岩祐治知事の普及方針に基づき、県が指定管理者制度で運営する神奈川リハビリテーション病院(神奈川リハ、厚木市)の「かながわリハビリロボットクリニック(KRRC)」で、第1号となる障害者が訓練を始めている。
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訓練を受けるのは、先天性に左前腕の欠損がある小学5年生の女の子(10)。10月中旬から訓練を始め、現在はブ
ロックをつまんだり落としたりできるまで上達してきている。訓練には前向きで「面白い」と語っているそうだ。
筋電義手の製作には数百万円かかる為、公費負担申請を行うのが一般的だが、訓練用の筋電義手は公費負担の対象外であるため、医療機関が用意することが多い。しかし、そのような施設が少ない為、普及が伸び悩んでいる現状がある。
また、適応訓練を行う療法士が不足しているといった問題も指摘されている。
今後も、このような専門施設が普及していくことに期待したい。