理学療法士(PT)杉浦恵介先生ー圏央所沢病院リハビリテーション科技師長ー

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マネジメントの必要性

業界的に危機感はありますし、私自身も常に危機感を持って行動するようにしています。

私たち理学療法士が10万人時代に突入し、低所得者と高所得者との格差が広がるのではないかと感じています。

格差が広がるとは思いますが、頑張れば報われる業界になってほしいと思っています。

経験年数の浅い職員には「頑張ればチャンスは巡ってくるけど、つかみ取るのは自分だよ」と言っています。

多くの理学療法士が勤務する病院や施設では、チームをまとめ上げて高い成果に導くマネージャーが必要不可欠です。

マネージャーには臨床能力は絶対条件として必要ですが、

マネジメント能力を身に付ける必要があります。これからの理学療法士の働き方には多様性があって、

若い方が将来目指す一つとしてマネージャーというものがあっても良いのではないでしょうか。

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昇格はチャンス

最近、病院や施設内でも非常に若手のマネージャーが増えてきていると伺いました。

若手のマネージャーの中にはマネジメントの業務よりも、

臨床を行いたいと考えている方が多いと思います。しかし、社会人の中で、

なかなか自分の好きな仕事ばかり行ってお金をもらえている人は正直いないと思います。

仕事は趣味でなければ、ボランティアでもありません。

資質や能力が備わっているからこそ回ってきたポストです。昇格はチャンスだと思い、

与えられた仕事は精一杯やるべきであると思います。

マネージャーは自分ひとりの力では決してできない、

大きな仕事を成し遂げることができ、とてもやりがいのある仕事だと思います。

私の仕事は9:1でマネジメントの業務が中心です。

臨床に入ることは少なく、人事管理、他部署との調整、新規事業の立ち上げ、

法人内の関連施設へ行き来などをしています。また、最近では、役所や地域包括支援センターの方と、

地域包括ケアシステムの構築に向けた話し合いなどにも参加しています。

私がここの法人に務めることになった大きな理由は、経済的な問題がありました。

当時、放射線技師である妻が第2子を授かり、勤務先の病院を退職することになりました。

私一人の給料では妻と2人の子供を育てるだけの経済力はありませんでしたので、

以前の職場よりも少しでも待遇の良いこと、都内は家賃が高いので郊外から通える病院や施設を探しました。

タイミングよく、圏央所沢病院(旧吉川病院)のリハビリテーション科の立ち上げの話を頂き、現在に至ります。

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女性が働きやすい工夫

脳卒中の急性期では早期離床が推奨されていますが、

最近では患者さんの体格が大きく80kg超える方が少なくありません。

至仁会では積極的に女性の採用をしていますので、小柄な女性でも体格の大きい方を離床できるよう

POPO(免荷リフト付き歩行器)の導入を決めました。実際に導入したところ、

非常に効果的で職員の負担も軽減することができました。

また、介助に余裕ができるためルートの管理、転倒防止などリスク管理にも役立っています。

機器の購入に関して安い機器ではありませんが、腰痛などで職員の体を壊してしまうこと、

介助量の多さによって職員が離職してしまうことを防止できれば費用対効果は高いと考えています。

POPOやHALなどの新しい機器を使っていると「本当に効果があるの?」とか「どんな人に使えるの?」

という否定的な意見をよく耳にします。もちろん全ての患者さんに適応するわけではなく、

理学療法士の評価のもとで判断するものなので、機器の性能というよりは使う側の問題です。

あくまでも、リハビリテーションを行うための一手段であると思います。

このような新しい機器を率先して導入していかないと、リハビリテーションの進化を止めてしまうと思います。

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↓圏央所沢病院でのPOPO使用による症例発表はこちらへ

大和セミナー

圏央所沢病院が若手に人気なワケ

至仁会リハビリテーション部門では半年から1年で脳神経外科、整形外科・外来、回復期、訪問、施設(クリニック、介護老人保健施設、小規模デイサービス)の部署異動を行います。

部署異動はなるべく希望に沿うこと、職員同士の人間関係なども考慮しています。

また、女性を積極的に採用していますので、産休や育児休暇を取得する職員が増えています。

しかし、リハビリテーション部門には約80名の職員がいますので、その穴を埋めることは容易です。

男性と女性の数をバランス良くする採用することが可能です。職員が働きやすい環境を作るよう努めた結果、

職員数が多い施設ですと離職率が20~30%という施設もあるようですが、至仁会では5%程度の離職率で推移しています。

個人的には、比較的短期間となってしまいますが、様々な分野を学ぶことはとても良いことだと思っています。

また、職員から賛同を得られませんが、部署異動は学校生活でのクラス替えのように、

好きな子が一緒のクラスになるかどうかのドキドキする感覚に似ていると思っています(笑)

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*圏央所沢病院では、新卒者の見学を随時募集しています。

杉浦恵介先生経歴

所属:社会医療法人至仁会 圏央所沢病院

資格:理学療法士、介護支援専門員、医業経営人事労務管理者

役職:コ・メディカル部 副部長/リハビリテーション科 技師長

介護保険部 コ・メディカル部 部長

経歴:平成9年  早稲田医療技術専門学校卒業 卒業

平成20年 産業能率大学 卒業

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理学療法士(PT)杉浦恵介先生ー圏央所沢病院リハビリテーション科技師長ー
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