東京大学医学部附属病院が、10代~20代(広く30代までを含むこともある)にあたるAYA(Adolescent and Young Adult: AYA)世代の統合失調症患者に特化した「統合失調症AYA世代センター」を開設することを発表した。
▶︎ 【記者発表】統合失調症AYA世代センターの開設について
AYA世代の健康生活が損なわれる最大の要因は精神疾患であり、なかでも統合失調症の発症は好発時期にあたる。統合失調症は発症初期に適切に治療、支援を行うことが重要であると言われている。
同センターでは新しい入院プログラムである「ディスカバリープログラム」を設置。
一定程度病状が落ち着いている人を対象とし、薬の調整をした上で、マインドフルネス体験や、ものづくりに取り組む作業療法などに参加し自分とのつきあい方や人とのつながりを学ぶ。
退院後には、当院デイホスピタル、作業療法 の利用や地域医療・福祉資源の導入などにより、就労、就学など社会復帰を目指す。