国家試験まであと4日です。刻一刻と時間だけは過ぎます。
夜更かしをして頑張っている学生さんもそろそろ昼夜のリズムを本番仕様にしていきましょう!
昨日配信した記憶テクニックはどうでしたか?
一つでも多くの知識を身につける土台になれば幸いです。
さて、本日は「10点アップ プロジェクト」と題しまして、「国家試験webで合格」の野田先生を中心に"間違えやすい部分の再整理"を配信していきます。
本番で緊張する中では必ず1問や2問は「これ、どっちだっけな.........」という問題がでてきます。
その時に、自信をもって回答できる問題を1問でも増やして本番に望んで頂ければと思います。
是非参考にしてくださいね!
再整理のオススメ箇所
再整理をしておいたほうがいい箇所はコチラです。
①靭帯(股関節)について
②MMT(頭頸部)
③精神医学の症状
では、さっそく①から確認していきましょう。
①靭帯(股関節)について
<股関節>覚えづらかったり、せっかく覚えてもよく混乱する部類です。まずは下記のような表を書きましょう!
めんどくさがっていたら点は取れません。いつの間にか覚えます。
股関節の靱帯で大事なのは『屈曲には働かない!』『伸展で一番働く!』と、いうこと。
そこを念頭に入れ屈曲の作用は…このようになります。
この後からが大事です。
その名も『++の法則』(ダブルプラスの法則)この法則で重要なのは、もっとも制限がきく靱帯を ++と表記しますが、この++の位置を覚える事が大事。それを反映したのが下の表。
で、この『++』が付いた場所の上下は必ず『+』になります。それを反映したのが下の表。
内転に関しては『++』の上は、くり下がり下の方に『+』がつきますよ。
その後、『伸展で一番働く!』股関節の靱帯ですから これだけじゃ足りません。
坐骨大腿靱帯に+を足します。
その後、外旋は上から3つ+を書きます。
で、最後に内旋に1個。
外旋、内旋については流れにのって 書ければ大丈夫かと思います。
②MMT(頭頸部)
続いて、MMTの中でも意外に見落としがちで混乱しやすい「頭頸部」について。
混乱しやすいが下記のように表で示すと覚えやすい法則がある事に気付きます。あとは5~4の抵抗の位置と頚部回旋をおさえるといいです。
是非、確認をしておいて下さい!
③混乱しやすい精神医学の症状
混乱しがちな『せん妄』『昏迷』『幻覚』『妄想』についていきましょう! 各症状の詳細はここでは省きます。ここで問題にするのはどの状態で、上記4つの症状がでるか?です。 まずは下記のように表を書きます。ここでポイントになるのは縦に『せん妄』『昏迷』『幻覚』『妄想』の順で書き、
横に『緊張型』『妄想型』『破瓜型』『うつ』『アル中』の順で書く。
お気づきの方もいると思いますが、『緊張型』『妄想型』『破瓜型』は統合失調症。
そしてこの順番は、発症速度と予後にもかかわります。(※うつとアル中は無関係です)
それで、いよいよ記入。○×でいくとまず、破瓜型はすべて×!
そして~妄想型はせん妄、幻覚、妄想が○!
緊張型は昏迷のみ○!
ここまできたらもう完成と言ってもいいです!!
あとは反対側です!
何にも気負わず破瓜型を挟んだ反対側の○×を反対にすると…
完成です!
※うつは幻覚がみられる症例も少数存在するので、国家試験においては、選択肢の優先度によって幻覚が○になる可能性がある。
POST編集部からのメッセージ
泣いても笑っても残り4日です。新しいことをするというよりも過去の問題や知識を再度整理しながら、「間違えやすいもの」をしっかり自分のものにして下さい!
意外と曖昧に覚えているものは多く、本番で迷うことも多くなります。それに関しては、あいまいな部分をしっかりとクリアにしておくことが大事です。
クリアにして、少しでも正解確率が高い回答をして下さいね!