今回は、リハ栄養やダイエット、体重減少/増量時の基礎的な知識となる『栄養』について説明します。正しい栄養摂取ができれば、効率良いリハ効果が得られます。
栄養素の基礎
所謂、栄養素と呼ばれるものは、糖質(炭水化物)、タンパク質、脂質、微量元素、ビタミン5種類、水となります。※微量元素とは、Ca,Fe,Na,Mgなどの事です。この中で、3大栄養素の復習をしましょう!
糖質(炭水化物)
・1gあたり4kcal
・グリコーゲンとして一時的に体内に貯蔵
・中性脂肪に変えられて貯蔵
・血糖として体内循環⇒必要時にエネルギー供給
・非必須アミノ酸の合成に使用
即時にエネルギーとして肝臓と筋肉にグリコーゲンという形で貯蔵することもできますが、その量は500g前後と少なく、大きく過剰すると殆どは体脂肪になる。炭水化物は体脂肪や筋肉の合成のトリガーとなるホルモンであるインスリンを分泌させる。 |
タンパク質
・1gあたり4kcal
・筋肉、内臓の構成成分
・ペプチドホルモンを合成
・神経伝達物質を合成
・免疫機能を高める
血液中でバランスを保っているアミノ酸達のもととなる栄養素ですので、欠乏するとそれらのアミノ酸のバランスを維持するために筋肉が分解。 |
脂質
・1gあたり9kcal
・体脂肪として貯蔵される
・血液成分となる
・生体膜(細胞膜、角膜)の構成成分となる
・ステロイドホルモンの原料となる
高カロリーの為、摂取量が増えるとその分摂取カロリーも跳ね上がるので、注意が必要な栄養素。 ※青魚の脂質やオリーブオイルなど良質な脂質がある |
基礎代謝 その体重は適正?
基礎代謝を知る有名な方法の一つに、BMI があります。これは皆さんご存知と思いますので、詳細は省きます。
重要なポイントは、その人の1日における必要なエネルギー量を知る!ここに尽きると思います。単純に考えれば、この必要エネルギー量よりも多く摂取すれば増量できますし、少なく摂取すれば痩せていきます。
1日の必要エネルギー量の計算式は
※単位とは?
日本糖尿病学会や病院での栄養指導で使われる単位。80kcalに相当するのは、卵1個・魚一切れ・牛乳1杯・ご飯半杯など。大よその指標として栄養指導時によく使用される。
例:体重72kgの場合 28.8単位なので「朝:8(単位) 昼:10(単位) 夜:10.8(単位)」のように各人の生活や環境に合わせて設定します。
次回は、「体重の増量/減量方法や具体的な低栄養予防に対する知識」をお送りします。
【触診交流会 in 神奈川】
上肢編 2018年8月4日(土)19:00~21:00
・肩甲棘 / 上下角 / 烏口突起 / 大小結節 / AC/SC関節 / ローテーターカフ / 上腕動脈 / 橈、尺骨茎状突起 / 手根骨(豆状骨、三角骨、有鈎骨、舟状骨、大菱形骨、月状骨、有頭骨)
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