WHOは、世界168か国・地域の190万人を対象に2016年の運動量を追跡調査し、成人の4人に1人(28%または14億人)が運動不足だということを報告した。
▶︎ Launch of new global estimates on levels of physical activity in adults
また、2001年以来運動不足の傾向はほとんど変わらないという分析も報告している。
性別差で比較すると、女性は男性よりも運動不足で世界レベルで8%以上の差があった(男性32%対対女性23%)。また所得差で比較すると、富裕国は、貧困国と比べて運動不足だということも報告されている。
論文の中で、「運動不足は、心血管疾患、いくつかの種類の癌および糖尿病、転倒、ならびに精神的健康状態を含む、健康状態の悪い人々のリスクを増加させる」と警鐘を鳴らしている。
本論文は英医学誌ランセット(The Lancet)に掲載されている。