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第114回:理学療法士(PT)山崎愛美先生ー産後リハビリテーション研究会代表ー子供がいても仕事はできる

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将来への不安

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インタビュアー:今リハビリ業界に不安を持っている学生さんや若手セラピストが結構いるのが現状なのですが、先生は今この業界での不安を何か感じられることはありますか?

山崎先生:私は、あまり業界の不安とか感じてきていなかったのが正直なところで、フリーランスになってからいろいろな情報を聴いて、初めて業界に不安を持っている人がいるということに気づきました。

私自身、直接そういった相談を受けたことはなく「今は病院で働いているけれどいずれはフリーランスでやりたい」という方のご相談はよく聞きます。結構ライフワークバランス的な感じで「家庭と仕事と両立で私みたいな形で働きたいんです」という相談を受けます。

あまり不安という感じではなかったというか、病院にいた時はぼんやりしていたのでしょうね。やはり、仕事をやっても終わりが見えない中で、休みの日は勉強会行って、それ以外は仕事をこなして、そうやって日々が過ぎていたのかなと。そんなに将来のことについてゆっくり話すような機会はあまりなかったなと、今になって思います。

相談する場所がない悩み

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インタビュアー:「病院を辞めてフリーランスになる」と決断した時、どんな想いだったのですか?

山崎先生:そうですね、私の場合は必要に迫られてといいますか、仕事辞めたのは結婚を機に、主人の仕事の関係で辞めざるを得ませんでした。それから上の子を産んで、身体が特別きつかったわけではないのですが、母乳育児がうまくいかないことがありました。そんなとき「相談先が全然ないな」と思って結局、インターネットや雑誌などの情報に頼るしかありませんでした。

医療の中で産前産後の分野だけ抜け落ちているなと思い、文献や制度などを調べていく中で、正直、日本では少し難しいと思いました。「必要としている人はたくさんいるだろう」と考えていて、子供との時間をとりつつ自分のやりたい仕事をしたいとなった時に今の形がベストでした。実際何も知らなかったので勇気もいらなかったというのが本音です(笑)

子供がいても仕事はできる

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インタビュアー:実際フリーランスになってからはすごく大変だったのではないでしょうか?

山崎先生:それはもう本当に大変でした。スタートしてから理学療法士だけで、クライアントのママさんとコンタクトを取るのは難しいなと思い、民間の資格を取りにいきました。「それもちょっと違うな」とも思いながら、ベビーマッサージなどの資格を取得しました。資格を取っても、お客さんに来てもらわなければいけませんので、その前に知ってもらわなければいけませんので、夜中にブログやホームページ作製をしていました。

子供もまだ6~7か月だったので、子供が寝た隙にパソコンを開くということを習慣化しました。勉強するためにいろいろな講座に出ましたし、もちろんビジネス的な講座にも出たりしました。やり始めてから「あー本当大変だなー」と思いましたね(笑)

山崎愛美先生経歴

【資格】理学療法士・呼吸療法認定士

ガスケアプローチ研修受講終了

ベビーセラピスト・リフレクソロジスト

【所属】

産後リハビリテーション研究会 代表

baby port主宰

【ブログ】

女性のからだを守る産前産後ケア baby port

【コラム】

美と健康のガーデン通信 「山崎愛美の未病塾


バックナンバー

第一回:子供がいても仕事はできる
第二回:技術ではない制度の問題
第三回:小さな成功が生む自信
第四回:産前産後ケアの関わり方
第五回:出産すると骨盤底筋群の神経損傷があり、回復に6ヶ月を要する?
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第114回:理学療法士(PT)山崎愛美先生ー産後リハビリテーション研究会代表ー子供がいても仕事はできる

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