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【書評】芸術作品のような解剖学書

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 “将来の夢は歴史の教科書にのること”でお馴染み、輪違弘樹(@hirokiwachigai )です。以前より親交があります、町田志樹先生の新著が先日発売され、献本いただきましたのでご紹介します。全ページオールカラーでとても図解などがたくさんあり読み応えのあるボリュームと内容でした。

 

 

私がバリバリ臨床をやっている時に出版されて欲しかったくらい、解剖が細かく記載されています。どんなに素晴らしい技術を学んでも解剖を理解していないと活かせません。

 

 

もうプロ理学療法士はある程度の解剖学知識はついているはずですが忘れてしまう。忘れてしまったら思い出せばいいですし、この書籍をそばに置いていれば、怖いものナシです。忖度しています。

 

 

また、理学療法士、作業療法士を目指している学生にもお勧めです。なんたって、国家試験の共通問題は解剖生理運動学で約50%を占めています。

 

それくらい国家試験を合格するには、基礎である解剖学を学ぶことが大切です。病態理解にも解剖/生理/運動学はとても重要で、選択肢の中に答えが必ずあり、解剖学等を理解していれば取れる問題もありますので必須です。

 

 

本書籍の輪違オススメポイント

ワチポイント1,

 基礎運動学の地位を狙っているかのように、解剖学だけでなく、運動学的要素も満遍なく書かれています。

 

ワチポイント2,

 骨の名称が、そこに付着する起始・停止と一緒に覚えられるよう工夫されています。すでに、カラーラインが引かれているので、蛍光ペンを忘れても安心。

ワチポイント3,

 最近流行りの筋膜の解剖についても書かれています。まさか、ランガー線まで書かれているとは思いませんでした。

ワチポイント4,

 筋肉、骨が詳しくわかりやすい書籍はよくありますが、この書籍は内臓の複雑な位置関係が非常にわかりやすく書いてあります。町田先生は、内臓も詳しかったんだと、改めて知りました。

ワチポイント5,

 表紙の素材が好き。

 

まとめ

 

 経験が浅いうちは基礎を疎かにしがちですが、基礎はかなり大事です。この本に書いてあることは最低限理解する気持ちで是非読んでいただきたいです。また、各地で出版記念セミナーも開催されるようなので、ぜひ参加を検討してみてください。

 

 

最後に、芸術作品と書きましたが嘘ではありません。ですが、町田先生が「コンパクトで持ちやすい」と言っていた記憶があるのですが、正直「町田先生の体がデカイからや」と思いました。

 

 

ぜひ、今日の帰りにでも書店さんで立ち読みして、表紙の見事な紙質をご堪能ください。

 

 

この場を借りて、本書籍を献本いただきました町田先生、携われた編集者、出版社の皆様へ感謝申し上げます。

 

注)サムネイル画像の書籍は原寸大ではありません。

 

 

著者出版セミナーの紹介

主催:TBM education(主催者の詳細情報を見る)

日時:2019年01月27日 12:00 〜17:00(11:30〜受付開始)定員40人
受講料:8000円/1人

会場:Happy Plus親子工房
住所:〒305-0032 茨城県つくば市竹園 1-3-1 ヨークタウンつくば竹園店 1F

詳細はこちらから

>>https://1post.jp/seminars/4025

 

紹介図書

 

解剖学 (PT・OTビジュアルテキスト専門基礎
【書評】芸術作品のような解剖学書

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