【4/7】舟波先生による講演臨床実践!臨床家のための運動理論と治療の実際は以下
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理論をアプローチに活かす
ー 舟波先生が著者である”運動の成り立ちとは何か”や、"臨床実践 動きのとらえかた "を読ませていただいたのですが、理論として「なるほど」と思っても、臨床になかなか活かせません。周りにもそういう方がいたのですが、アプローチを活かすための工夫を教えていただけますでしょうか?
舟波先生 本を読むだけでは想像がつかないかもしれませんね。正直に言えば、我々が開催しているコースに来ていただくのが一番だとは思います。しかしアドバイスをさせて頂けるとすれば、結局DNAとは何かと言えば、我々の身体構造全てがDNAですよね。
その周りの筋内膜、いわゆる結合組織の線維化であったり、水分の含有量や粘性の変化であったりが要因だとあります。その時点で運動を規定している構成要素に変化があるということになりますよね。そして結合組織には知覚性の自由神経終末も非常に豊富に含まれています。
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”あくまで”結合組織に着目
ー 凄いわかりやすいです。結局、結合組織って従来「骨」・「筋」と分けて考えられていたものを結ぶものですよね。
舟波先生 そうなんです。理学療法学にも出ていましたが、カエルの実験で、固定して拘縮を作ってその拘縮はどう改善するかをみた実験でも、筋膜を切ると中の筋線維はあまり変化がなく、筋膜を切ると動き出し、可動域制限がなくなるという文献があります。
ー 筋膜だけというよりも、もう少し広いイメージということですね?概念としては筋膜ももちろん大事だが、筋膜だけではない。
舟波先生 そういうことですね。バイオメカニクスの視点だけではなく、結合組織にはメカノレセプターが豊富なので中枢神経系にも関与するということも考えています。胚葉の3つの分割の仕方も結構新しく言われていることもあって、従来言われていた内胚葉・中胚葉・外胚葉の分類でいいのかと言われています。
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舟波真一先生の経歴
【主な略歴】
平成2年4月 国立療養所犀潟病院附属リハビリテーション学院 入学
平成5年3月 同専門学校 卒業
平成5年4月 新潟県立小出病院 入職
平成9年3月 同病院 退職
平成9年4月 諏訪赤十字病院 入職
平成15年3月 日本福祉大学大学院 博士前期課程(久保田競教室) 入学
平成16年3月 同大学院 博士前期課程 修了
平成25年9月 諏訪赤十字病院 退職
平成25年10月 バイニーアプローチセンター設立,代表就任
現在に至る
【資格等】
理学療法士・専門理学療法士ー神経系領域
人間環境情報修士