学生時代は全く勉強していませんでした（笑）正直、当時はバイト（スポーツジム）の方が楽しかったですし。すごく自由なバイト先で、会員さんにトレーニング指導をしたり、小さい子の水泳を教えることも楽しかったのですが、企画物が一番、楽しかったですね。

冬だったら、会員さんと一緒にスノボーに行ったり、夏にはキャンプしたり、BBQしたり、子供たちを島に連れて行ったり、すべてが楽しかったです。なので、どうしても学校よりもバイトが優先されていましたね（笑）

もちろん学生は勉強することが勤めですが、それ以上に色々な経験を積むことが重要だと思います。勉強はどうしたって気合いを入れてしなければいけないタイミングが必ずきますし、そのときにしっかりやり抜くことができればいいのかなって正直思います。

今は、子供の体力低下が気になっていて、そちらの方にも何かしら働きかけていければと考えています。それが予防の第一歩になるのではないかと思っています。

私は山梨出身なのですがそこで、サッカーの普及活動や地域貢献として子供のサッカースクールを元Jリーガーの方が開いていて、現在は私も関わらせてもらっています。

年齢は、幼稚園から中学生までの子供たちで、正直言って大変です。全く言うことを聞きません（笑）実はそのJリーガーの方は知り合いではなく、地元でそのようなスクールをやっていると聞いて、直接アポを取り、会いに行かせていただいたのがきっかけでした。

子供の運動機能に興味を持ち始めたきっかけは、クリニックに勤めていた時の患者さんで、すごく頭のいい学校の子を担当した時でした。色々とケガをしてクリニックに来るのですが、どれも受傷機転が訳のわからないものが多くありました。

その中でもひどいと思ったのが、跳び箱でスミス骨折した子が来たときでした。「ん？」と思いまして、ドクターに確認をとって「コーレス骨折ではないのか？」と聞いたのですが、やはりスミス骨折でした。

これを聞いたときに、非常にまずいと思ったのを覚えています。自分の感覚ですが、非常に姿勢の悪い子が増えたなと思っています。その一つの要因が、ゲームかなと思います。

昔のゲームは、室内にいないとできないものが多かったですが、現在はどこでもできますし、公園に行ってゲームをしているという子も多く見かけますよね。あとは、食生活にもおどろきました。

お昼ご飯にカップラーメンを食べている子がいますからね。今後は親子向けに食育などもできればと思っています。

スミス骨折・・・

　スミス骨折とは、橈骨の遠位骨片が掌側に転位して、コーレス骨折と逆の変形を生じた場合をいう（逆コーレス骨折ともいう）。この骨折は、自転車やバイクのハンドルを握ったまま倒れたときなどに起こる骨折で、手背をついて倒れたときに生じる。

コーレス骨折：

　コーレス骨折とは、橈骨の遠位骨片が背側に転位した骨折のことをいう。この骨折は、手のひらをついて倒れたときに手関節の背屈を強制されて生じる。橈骨遠位端に走る斜骨折が特徴とされているが、高齢者ではY字型骨折や粉砕骨折の場合が多いとされている。

（引用：日本整形外科学会HP）

もし、スポーツ分野での仕事をしたいと思っている方がいたら是非、行動してもらいたいなと思っています。病院内や施設で学ぶこととスポーツのフィールド現場で学べることは全く違います。

ですので、もし今からスポーツをやりたいと思うようでしたら、スポーツに必要な勉強を個人で行っていく必要があります。

学ばなければいけないことや考えはあるけど、どう行動に移せばいいのか、わからなくなってしまった場合は、スポーツ分野で活躍されている方々のお話を自分で聞きに行くといいと思います。

今後は私も微力ながら、可能な範囲でその様なことにお応えできればと思っています。