若返る! 小顔になる!「顔たるみ」とり (講談社の実用BOOK)
■首都大学東京大学の教授で、テレビや雑誌など数々のメディアに引っ張りだこの理学療法士、竹井仁先生の著書。こういったテーマに関して理学療法士が書かれている書籍は珍しいかもしれませんね。女性のセラピストの皆さんは気になってたまらないんではありませんか?
■いつまでも若いと思っていたのに、ふと鏡を見たら・顔がたるんで見えた・シワが気になった・疲れているように見えた・ほうれい線がくっきりしてきた……と気がつくことがあります。実年齢より老けて見えたり、と顔の印象は大切。毎日になにげない姿勢やクセ、習慣が長い時間をかけてたるみやシワ、顔の輪郭を作っているのです。さらにケアをしているのに効果が感じられないことも。間違った方法が悪化させることもあります。でも、あきらめないで。正しい方法で行えば、大丈夫。さらに人に施術してもらうよりも効果が上がるのです。簡単なエクササイズで血行を高めて、顔色がよくなる⇒表情が豊かになれば、第一印象がよくなる⇒顔を引き上げて10歳若く見える⇒むくみがすっきり解消して、小顔が実現!目尻のしわ、ほうれい腺、あごのたるみ……気になるところから、まずはスタートしてもOK!リハビリテーションの専門家が簡単で正しい方法を伝授します。
(出典:Amazon.co.jp”内容紹介”より)
人間性のニューロサイエンス―前頭前野、帯状回、島皮質の生理学
■本書は大脳皮質の生理学ではない。動物実験では通常取り扱わない人間の営みに焦点をあてて、「心の理論」課題(他者の意図、要求、目的を行動や表情から読み取る課題)、共感課題、道徳課題、自己意識、時間感覚、ウソをつくこと、絵を描くこと・ダンスを踊ること・音楽を聴くこと、人を愛することなど人間特有の行動および現象、つまりサイエンスで最も未知の脳領域である「心の領域」について、最新の脳画像解析データを参照しつつ、解説した全く新しい生理学書である。(出典;Amazon.co.jp.”内容紹介"より)
■目次 : 内側前頭前野が主に働く課題/ ミラーニューロン回路が主に働く課題/ 自己意識を形成する課題/ 時間感覚とリズム感覚の課題/ 瞑想(呼吸法)と咀嚼の課題/ 夢見/ さまざまな情動体験/ 表情と側頭極・扁桃体・前頭前野/ 意欲・渇望・依存と眼窩前頭皮質/ 反応抑制・衝動性制御と前頭前野腹外側部/ ワーキングメモリーと背外側前頭前野/ 帯状回の多彩な機能/ 自殺/ 性差/ 母性・愛情・信頼とグルーミング・オキシントン/ その他/ まとめ(出典:Bookデータベースより)
高次脳機能障害者の自動車運転再開とリハビリテーション 2
■リハビリ医療関係者の啓発,脳障害者患者の社会参加促進,社会の交通安全確保を目指す第2弾!I部では自動車運転再開に関与する医療・福祉・行政および自動車教習所の関係者にとって必要な基礎知識として,外傷性脳損傷,高次脳機能障害,神経心理学検査,就労と社会参加,支援体制を取り上げ,II部では自動車教習所や医療機関の自動車運転再開に果たす役割と連携の実際に関して,現場の取り組みをそれぞれ述べた.
そしてIII部で研究班の立場からSiDS(簡易自動車運転シミュレーター) の使用方法,自動車運転再開の指針と判断基準案を解説した.脳機能障害者の自動車運転再開の対応を模索する医療・リハビリ・福祉スタッフや諸問題に関係する人々(患者・家族など)に自動車運転再開の指針となる書.(出典:kinpo-do.pub.co.jp)
骨盤帯―臨床の専門的技能とリサーチの統合
■骨盤帯を中心に腰椎から股関節にかけての機能解剖とバイオメカニズム・疾患メカニズムと,その治療から予防までを具体的に解説した画期的な臨床書. 豊富な図説(3D模型や解剖図)と臨床写真(MRI,超音波画像を含む)は,読むものにとって理解を深めるための役立つツールである.
1.骨盤帯に関する歴史的および最新事情 2.骨盤帯に関する神話と事実の進展 3.腰椎骨盤股関節複合体の構造 4.機能的な腰椎骨盤股関節複合体 5.腰椎骨盤股関節複合体の機能障害 6.妊娠・出産と併発する恐れのある問題 7.臨床の実践――臨床家にとっての本質 8.腰椎骨盤股関節複合体の評価,そのテクニックと手法 9.臨床推論,治療計画および症例報告 10.腰椎骨盤股関節複合体の障害に対する手技と手段 11.深層・表在筋システムの「覚醒」と協調のためのツールとテクニック 12.姿勢と運動に対する新しい戦略の練習(出典:ishiyaku.co.jp)
OT・PT・ケアマネにおくる建築知識なんかなくても住宅改修を成功させる本
■作業療法士として臨床をしていると、住環境整備が分からない、どのような福祉用具を選べばよいのかわからないという相談や悩みをよく聞く。この本は、住環境整備をおこなう上で最も必要な「ニーズの把握」について書かれている。 この本は、自分自身の臨床について振り返るために必要な情報があり、是非一度読んでみることを薦める。(出典:Amazon.co.jp"FF好き”さんのレビューより)
■サブタイトルにあるようにOT,PT、ケアマネさんはぜひ読んでください。住宅改修のアプローチからわかりやすく解説してありますので、新人でもわかります。職人気質の建築関係のかたとのおつきあいもわかりますよ。著書の深いヒューマニズムには感動します。OT,PT、ケアマネの皆様、自分の仕事に誇りを持ってがんばれます。(出典:Amazon.co.jp”ぴのこ”さんのレビューより)
ウィメンズヘルス リハビリテーション
■わが国におけるウィメンズヘルス(女性の健康)は,主に産科関連の医療職(産婦人科医など)により提供されてきた。以前はウィメンズヘルス=母性の健康とされ臓器別医学が中心であったが,現在は「一生涯にわたる健康」とする見方に変化してきている。思春期,青年期,老年期といった年代による生理・身体的変化や,社会・家庭における役割(仕事,出産・育児,家事など),さらに女性特有の疾患など,ウィメンズヘルスに関する内容は多岐にわたる。これらの問題に対して,リハビリテーションスタッフ(以下,リハスタッフ)も交えた多面的なアプローチを行うことで,対象者の日常生活はより機能的に改善することが期待される。
本書は女性の生涯にわたる健康に対して,リハスタッフがどのようにかかわっているか,またどうかかわればよいかを解説した書籍である。女性の解剖生理学,性周期,妊娠・出産といった基礎医学の内容から,思春期〜老年期にかけた年代別の特徴と障害,女性特有の疾患・症状に対する理学療法などを,豊富なイラストを用いてわかりやすく解説している。具体的なリハビリの内容も紹介しているので,これからウィメンズヘルスにかかわりたいという方にもお勧めである。超高齢化による高齢女性の増加への対応,少子化対策,女性の社会的活躍促進のためにも,リハスタッフがウィメンズヘルスに果たせる役割は大きい。本書がウィメンズヘルスの発展に寄与できれば幸いである。(出典:Amazon.co.jp)
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埼玉・和光市の高齢者が介護保険を“卒業"できる理由: こうすれば実現する! 理想の地域包括ケア
■国が「理想型」とし、全国から視察が殺到する和光市の地域包括ケア。それは要介護状態から半数が「卒業」し、住み慣れた地域で生き生き暮らす高齢者の姿だった。多くの自治体や介護関係者が参考にしたい「合意形成」の仕組みと多職種連携を初めて紹介する。(出典:Amazon.co.jp”内容紹介”より)
■高齢者対象のニーズ調査で地域の高齢者の身体や認知機能の状態を把握してそれを分析し、その分析を基にサービス基盤の計画を立てて整備を進める。このやり方は、要介護の高齢者のアセスメント→ケアプラン→サービス提供と同じ。考えてみれば地域包括ケアシステムを作っていく上で、やって当然のことだが、その当然のことが、果たして他の自治体はどれぐらいできているのか、と思ってしまった。また、そうして整備したサービスによって、要支援の高齢者をどんどん元気にして非該当まで持っていっているのもすごいが、非該当になった高齢者がその状態を維持できるさまざまな受け皿を用意しているところも周到だと感じた。元気になって介護サービスを使わなくなっても、維持できなければまた逆戻ししてしまう。そうさせないよう、その先までしっかり考えられている。2部構成になっていて、第2部では実際にサービスを運営している事業者目線からの声を紹介しているため、和光市の取り組みが重層的にわかる本だった。(出典:Amazon.co.jp)