今月20日(木)、参議院議員会館にて「脳卒中・循環器病対策フォローアップ議員連盟」第2回総会が開催された。
▶︎ http://www.japanpt.or.jp/about/enterprise/news/2020/20200226.html
このフォローアップ議員連盟は、2018年12月に議員立法で成立し、2019年12月1日に施行された「脳卒中・循環器病対策基本法」の理念を具体的な政策に反映し、循環器病対策を総合的かつ計画的に推進するため、この度新たに議員連盟が設立された。
多くの急性期病院では「スタッフを増やしたくても増やせない」 という現場の声が多く聞かれ、患者にとって必要なリハビ リテーションを提供できないことが課題となっている。追加採用を妨げる理由について、 都道府県・市町村の医療機関では 「自治体の制度で定められている既定人数上限により増員ができない」 が最も多かった。
また、国、都道府県、市町村の医療機関では、 約4割の施設で土曜日のリハビリテーションが行われておらず、所属する理学療法士数も医療法人の半分以下だということが分かっている。
以上の状況を踏まえ、PT協会からは、①脳卒中・循環器病においては、高度急性期・急性期の医療機関に入院をしたすべての国民に対し、土曜・日曜・祝日でも、集中的なリハビリテーションを提供できる人員体制等を整備すること、②政府の循環器病対策推進基本計画と都道府県循環器病対策推進計画には、理学療法士等の採用計画を定めること、③心臓リハビリテーションにおいては、フレイル予防や再発予防を実施できる体制を整備する必要性を踏まえた計画を策定することを要望した。