お金の問題と人を治療するということのギャップ
インタビュアー:オーナーとしてどんな人を雇いたいですか?
Brandon正しいトレーニングを受けて、一生懸命頑張ってくれて、40時間以上働いて頑張って野心をもっている人かな。
あとは、何か特殊なことが出来る人。まだ持っていないものをどんどん発展させるのもありだと思うし、持っているものに付け加えていくのも大切。あとはタダで働いてくれる人がほしいよ(笑)
インタビュアー学校の同級生でクリニックなどをオープンした人は何人くらいいますか?
Brandon僕の学校は人数がとても少ないクラスで22人のうち、、、5人かな。場所によって開業する難しさは違うので、他の学校からももちろんオーナーになっている人はたくさんいると思いますが、どれくらいか分からない。
けれど22人中5人オーナーしているのは多いと思います。あとは大学によって開業しろとかしないとか結構言われるところもあるので、もしかしたらうちの学校は言っていたのかもしれないですね。そのバイアスがかかったのかもしれない。
刺激をもらったり、方法論を教えてもらったり。でも授業はあったんですけどその時は卒業するのにいっぱいいっぱいだったので、そこに気を入れていなかったけれど、頭の隅に置いておければ、卒業したあとにそれが花開かせることはできる。
ただほんとに当時は忙しくて集中して頑張って勉強していたわけではなく、卒業するのにいっぱいいっぱいでした。
今後、開業するのであれば3人とか4人とかパートナーを組んでオープンした方がいいと。大きい所に立ち向かっていくのであればね。パートナーを組むということは他の人たちもやる気があってどんどんやりたいって人が集まるはずなので、それが相乗効果を生んでいいと思うんだ。
一人でやるとつぶされることも多いですし、一人でできない事もたくさんあるので、いっぱいいた方が良いし、今の保険制度上一人でやるのは難しい。ただやっぱり変なやつはいるので、最初の話に戻りますがそういう人を雇うと大変なことになります。
自分のリーダーシップによってつぶれるかつぶれないかは変わるよ。その人たちを励ますことは、時間もお金もかかる。一番難しいのは、お金の問題と人を治療するっていう問題のギャップがあるので、そこを理解していない人が多い。
留学を考えている皆さんへ
Brandonアメリカに来るのは自由。ただそれなりの努力はしないと来れないところだし、来れたとしても今の保険制度はそんなに優しいものではないので、さらに大変にはなってくるよ。
ただ、来る人も多いのですが、来る人というのは、ただ自分が受けて吸収するだけって人が多い。自分から一歩新しい何かを発信できる人が来れば、世界をリードするような理学療法士ができると思うだ。だから是非、チャレンジしてほしいね。
一色先生と一緒に働いてみて、日本人の印象はどうですか?
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【目次】
第一回:学びは一生、終わることはない
Brandon Dederich先生 経歴
資格:MS, MPT, ATCBrandon received his Bachelor of Science degree from California State University, Pomona with an emphasis in Sports Medicine and Athletic Training, and post graduate degrees from the California State University, Fullerton and California State University, Long Beach with Master’s degrees in Kinesiology (Exercise Science) and Physical Therapy, respectively.
Brandon’s professional work experience includes tenures as an Athletic Trainer with the Sports Medicine departments at California State University, Fullerton, UCLA, and the Los Angeles Galaxy.
In 2003, Brandon founded Xcelerate Physical Therapy, Inc. in the Conejo Valley of Ventura County, with locations in Thousand Oaks/Westlake Village, Moorpark and Seal Beach. He currently shares his time between the Westlake Village area and Seal Beach Physical Therapy. Brandon enjoys the same one-on-one approach of his colleagues, while incorporating his extensive spine and Athletic training experience into educating his patients to “help themselves” towards successful outcomes.