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【京都大学】「巧み」な運動をつくりだす神経メカニズムの解明ー運動のエラーを素早く修正する前頭-頭頂神経メカニズムー

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 武井智彦 白眉センター特定准教授、Stephen G Lomber McGill大学教授、Douglas J Cook Queen’s大学准教授、Stephen H Scott 同教授らの研究グループは、素早く運動のエラーを修正する神経メカニズムを解明したー。

 

 本研究では、運動中の素早い運動修正を可能にする脳内メカニズムを明らかにするために、運動課題を⾏っているサルの⼤脳⽪質を局所的に不活性化して、それによって⽣じる運動の障害を計算モデルによって再現する研究を⾏いました。その結果、これまでの定説とは違い、素早い運動修正にこれまで考えられていた以上に広範囲の脳領域(前頭-頭頂⽪質)が関与していることを発⾒しました。この結果は、 様々な運動障害の神経メカニズムを明らかにするのに役⽴つと期待されます。

 

▶︎https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research-news/2021-02-26-0

 

論⽂タイトルと著者

タイトル:

Transient deactivation of dorsal premotor cortex or parietal area 5 impairs feedback control of the limb in macaques

(サル背側運動前野および頭頂葉5野の局所不活性化がフィードバック運動制御に障害を引き起こす)

著者:

Tomohiko Takei, Stephen G. Lomber, Douglas J. Cook, Stephen H. Scott

掲載誌:

Current Biology

DOI:

10.1016/j.cub.2021.01.049

【京都大学】「巧み」な運動をつくりだす神経メカニズムの解明ー運動のエラーを素早く修正する前頭-頭頂神経メカニズムー

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