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「PTOTSTのためのリアル臨床カフェ」体験取材

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異業種・世代間交流の場は療法士にも必要

NPO法人メディカル・リハビリテーション主催の「リアル臨床」は、毎年体育の日に東京にて開催されています。

”臨床家による臨床家の為の臨床祭り”と呼ばれ、全国からセラピストが集まり、自身の臨床について考え方をアウトプットする大会です。

2009年よりスタートした「リアル臨床」ですが、今年は10月11,12日に開催され、この2日間で延べ約600名のセラピストが集結し、熱いディスカッションが行われました。

リアル臨床カフェ①

そんな「リアル臨床」の中で、今年から新たな取り組みがスタートしました。

その名は「リアル臨床カフェ」

ワールドカフェ”という形式で行われ、架空の臨床現場を切り取ったテーマが与えられ、それに沿って各々の価値観や臨床感を対話していきます。

さらに、他テーブルにいる参加者の方々も随時シャッフルしていき、様々な人達とのセッションを重ねていく。。。そんな場です。

今回、この「リアル臨床カフェ」の発案者であり司会進行も務められた、理学療法士の間藤大輔先生にお話を伺いました。(間藤先生のPOSTインタビューはコチラ

リアル臨床カフェ間藤先生

リアル臨床カフェに対する想い

この企画は率直にやってよかったなと思っています。「参加者の方々がいい顔をしていたねー」と色々な方から声を頂いて素直に嬉しいです。

医学教育では専門職連携教育の重要性が強調されるようになってきましたが、リハビリテーション分野ではそれほど進んでいないんじゃないかな、と以前から感じていました。勉強会や講習会は一方向の関係になりやすいですし、対話ではなく討論になりがちですし。

見方・考え方を固定化させてしまうと視野が狭くなってしまいがちです。見えるものが見えなくなってしまうと思うんです。リハビリテーション分野で対話の場ができたら、多くの気づきが得られるんじゃないか。日々の臨床に還元できることが増えるんじゃなか。そんな思いを形にしたのがこの「リアル臨床カフェ」です。

今回のテーマは臨床に即したものでありましたが、ワールドカフェですので、テーマの設定は色々と設定することができます。

やはり、このような場でキーワードとなるのは「多様性」だと思います。

「こういう考え方があるんだ。」

「こういった捉え方をする人がいるんだ。」

このような「多様性」に気づくこと、それが大切な気がします。こういうことって対話がなければ分からないことなんですよね。

臨床で接する患者さんに同じ人なんていないですよね。だから、「違う」ってことを理解することが改めて必要になってきます。

その時に自分はセラピストとして何ができるのか、どんな接し方ができるのか、そのようなことを考えるきっかけになって頂けたらと思います。

リアル臨床カフェ②

リアル臨床カフェ体験取材を終えて

今回、POST編集部として実際に体験させていただきました。

・多様な考え方に触れられる。全ての意見が大切で”答え”はないということ。

・一人一人の捉え方の”違い”に気付くことから、新たな視点が生まれる。

・経験年数関係なく、ざっくばらんに意見を言い合う雰囲気がとても新鮮であった。

体験を通して、上記のような感想を抱きました。

患者さんを取り巻く全ての専門職は「チームアプローチ」の重視が当たり前の時代です。そこに必要なのは専門職同士のせめぎ合いではなく専門職間の対話だと言われています。

様々な性質をもった人、専門職が存在する現場において、ますますこの「リアル臨床カフェ」のような対話を行う場が必要であると、改めて感じた時間でした。

リアル臨床カフェ③

文責

POST編集部(舟越)

 

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キーワード

♯リハビリテーション  ♯リアル臨床

♯リアル臨床カフェ ♯交流

「PTOTSTのためのリアル臨床カフェ」体験取材

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