皆さん、こんにちは。火曜日担当の藤本裕汰です。本日もよろしくお願い致します。本日は脳卒中片麻痺による上肢麻痺に対するリハビリについて解説していきたいと思います。本日は具体的な話ではなく抽象的な内容になりますが、少しでも参考にして頂ければ幸いです。
上肢介入に対するエビデンス
脳卒中片麻痺患者の中で大きな問題の一つとして上肢麻痺があります。上肢麻痺によりADL障害や参加への障害が生じることもあり、脳卒中片麻痺患者にとって重要な要素になります。ここからはどんな治療が進められているかをガイドラインに沿って解説していきます。
アメリカのガイドライン1)では難易度調整を行い、繰り返し行う課題練習をエビデンスレベルAとしています。これは反復していく中で運動スキルの向上を図ることであり、CI療法やNMES(神経筋電気刺激)などと併用されることも多いです。課題に関しては適宜調整を行いことが重要であり、ADLや目標に繋がる運動を行うことが有効であると考えられます。