【評価】腰痛の鑑別方法

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皆さん、こんにちは。火曜日担当の藤本裕汰です。本日もよろしくお願い致します。本日は腰痛について解説していきます。腰痛は国民の80%が人生に一度は経験し、男性は1番目・女性は2番目と非常に多い症状であると報告されています1)。訴えとして多い症状である腰痛に対して解説していきます。

 

腰痛の種類

腰痛の種類はレントゲンやMRIなどで原因部分がはっきりする特異的腰痛(15%)と原因がはっきりしない非特異的腰痛(85%)の2つに分けられます2)。これは有名な報告だと思いますが、非得意的腰痛=原因不明という意味ではなく診断ができないということになります。

 

腰痛の患者320人に対して詳細な身体診察と診断的ブロックを行ったところ、非特異的腰痛は22%になったと報告されています3)。つまり、78%の腰痛に関しては原因が分かるということになります。概ね機能性の腰痛が56%、器質的な腰痛が21%、原因不明が22%となっています。

 

機能性腰痛は筋筋膜性、椎間関節性、椎間板性、仙腸関節性の4つに分類されます。器質的腰痛に関しては脊柱圧迫骨折、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症などが含まれます。

 

機能的腰部障害

先ほどもお伝えしたように機能的腰部障害には筋筋膜性、椎間関節性、椎間板性、仙腸関節性の4つに分類されます。実際は医師の診断により器質的腰部障害が診断されます。

【評価】腰痛の鑑別方法

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