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【解剖学】口腔嚥下-口唇編-

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皆さん、こんにちは。火曜日担当の藤本裕汰です。本日もよろしくお願い致します。前回は口腔嚥下の評価について説明しました。本日は口腔嚥下の中で必要な要素である口唇の力についてフォーカスを当てていきたいと思います。

口腔嚥下と口唇

口腔嚥下の重要性については前回も解説しているので本日は口腔嚥下と口唇機能の関わりから解説していきます。口腔嚥下の過程に関して一般的に使われるものは5期モデルと言われ、先行期・準備期・口腔期・咽頭期・食道期に分けられます。

実際に口唇の力が大きく関わる時期は2相の準備期・3相の口腔期になります。2相の準備期では食べ物を咀嚼し食塊を形成する時期になります。この時期には口唇閉鎖する機能や咀嚼する機能が重要になります。

 

3相の口腔期では食塊を咽頭まで送り込む時期になります。この時期には舌の動きが重要であり、食塊を送り込むことが必要になります。これらの時期に口唇が閉鎖出来ないと食べこぼしに繋がり、食事に大きく影響が出るため非常に重要な時期になります。

 

研究の中でも口唇力と嚥下機能は、同じ複雑な神経筋活動に依存していることが示されています1)。また「oral neuromuscular training」という口唇閉鎖を促すトレーニングが嚥下機能を優位に改善したと報告しており2)、非常に重要な機能であることが分かると思います。

 

口唇閉鎖の評価

【解剖学】口腔嚥下-口唇編-

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