脳卒中上肢リハビリテーション〜ミラー療法〜

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皆さん、こんにちは。火曜日担当の藤本裕汰です。本日もよろしくお願い致します。脳卒中上肢麻痺に対する介入については何度か解説していますが、本日はミラー療法について解説していきたいと思います。

上肢介入に対するエビデンス

アメリカのガイドラインの中では反復する課題練習、CI・修正CI療法、ロボット療法、NMES(神経筋電気刺激療法)、運動イメージなどがエビデンスレベルAとなっています1)

2015年の脳卒中ガイドラインでは麻痺が軽度から中等度の患者に対して、特定の動作の反復を伴った訓練(麻痺側上肢のリーチ運動、目的志向型運動、両上肢の繰り返し運動、mirror therapy、促通反復療法など)を行うことが勧められる(グレードB)

と言われています2)

また2022年のメタアナリシス3)においても通常の介入と比較しミラー療法は効果があると報告されています。そのため、上肢片麻痺の方に対してミラー療法は有効であり、理解する必要があります。

脳卒中上肢リハビリテーション〜ミラー療法〜

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