急性期の休日リハ実施は少数|入院・外来医療等の調査・評価分科会

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6日中央社会保険医療協議会「入院・外来医療等の調査・評価分科会」が開催された。今回、急性期でのリハ実施状況、休日リハの実施状況他、回復期リハビリ病棟での第3者評価、栄養改善、身体拘束抑制などの議論が行われた。

急性期におけるリハの実施率や栄養状態の改善がADL低下(急性期において高齢患者が多いため)を食い止めると期待されている中、「十分に実施されていない」状況が示された。その中で、急性期における休日リハの実施状況に対して議論が行われた。ADL維持向上等体制加算が設けられた現在においても、算定回数が増えることなく届出数も伸び悩んでいる。この現状に対して多くの委員からの意見として「実施しにくく、点数が低い」点が指摘された。

急性期におけるリハ職の人員数が多いほどADL改善に寄与するデータも示された中で、上記データ同様を踏まえて「休日リハの実施は重要である」との意見もあり、休日リハの評価に対しては診療報酬で行うべきだという意見も聞かれた。引き続き、2024年度トリプル改定における議論でも急性期におけるリハ職の関わりの重要性は引き続き議論されている状態であり、今後の議論にも注目が集まる。

▶︎https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00206.html

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