皆さん、こんにちは。火曜日担当の藤本裕汰です。本日もよろしくお願い致します。前回は肩関節の安定化について解説しました。本日は夜間痛について解説していきます。
肩関節周囲炎の特徴
肩関節の疾患で非常に多い疾患については肩関節周囲炎があります。肩関節周囲炎についてはまた別の機会で詳細を解説していきますが、肩関節の疼痛・可動域制限を主徴とする疾患の総称になります1)。中高年の発症が多く、分類としても多くの病態が含まれます。
肩関節周囲炎は肩を上げる動作(結帯動作など)で制限が生じ、日常生活の中では非常に大きな問題になります。中でも夜間痛に関しては大きな悩みとなることが多く、睡眠が阻害されてしまいます。夜間痛に関しては個人差も認めています。
肩関節の夜間痛
夜間痛に関しては就寝時に生じる疼痛の増悪にて覚醒するという症状になります。基本的に三角筋付近に疼痛を生じる例が多く、起床後も継続するため再度入眠することが出来ないという特徴があります。