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介護施設などの介護業界で療法士が働くのはどんなパターンがある? 〜研究をしている療法士も?!〜

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療法士の働き方が多様化している中、大規模な病院と比較し、介護業界はまだまだ昇格、管理職なども狙えるチャンスのある業界です。

介護業界への就職では、デイサービス、デイケア、訪問看護ステーション、訪問リハビリ、老人保健施設などが思い浮かぶかと思いますが、今回は療法士にまだまだチャンスがある介護施設での働き方について、施設紹介サービスを提供しているあんしんホームより、業界の現状も踏まえてお伝えいたします。

介護施設での療法士は重宝される!

まず、上記に挙げた職場では、理学療法士の法的な配置などがありますが、

介護施設は、医療職として看護師の配置義務は施設の形態によって異なりますが、療法士の配置は基本的にありません。

そのため、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士を配置する施設はどうしても人件費分を入居者に負担してもらうこととなります。

上記のような理由があり中々介護施設での療法士の雇用というものが進んできませんでした。

しかし、近年介護施設の増加によって、施設も特色を出さないと選ばれない時代となってきました。

介護施設でのリハビリのニーズは高い

上記のような理由から、施設入居後は中々リハビリテーションを受けることが難しいことが多々あります。

施設の形態によっては、訪問リハビリを受けられるところもありますが、特定施設と呼ばれる介護付き有料老人ホームでは、8.9割近くが療法士のリハビリを受けられない現実があります。

しかし近年では療法士の数が増え医療のリハビリが充実していることもあり、退院後のリハビリ継続希望など施設入居後もリハビリを希望される方は増えております。

そのため、有料老人ホームでは差別化として療法士の雇用を積極的にする施設も増えております。

介護施設での療法士の働き方とは?

療法士の介護施設での働き方としては、大きく二つに分かれます。

1.療法士として雇用され、機能訓練の提供で施設サービスとして個別リハビリの提供や集団体操の提供を行う。

2.療法士の資格を活かしながら、施設長や入居相談員、介護支援専門員などのお仕事をする。

上記の特に2の働き方が近年は増えている傾向があります。

弊社は施設紹介サービスを提供しているため、沢山の施設を見学しておりますが、その中で出会う方で、施設長や入居相談員が理学療法士または作業療法士の資格を持っている場合があります。

実際の見学対応の際もお客様にリハビリの観点からお話ができたり、病院に勤めたことがある場合などは医療と介護の制度のお話ができたり、療法士の経験はやはり2のような個別リハビリ以外の相談業務でも非常に役に立つことが分かります。

今回はその中でご縁をいただいた介護施設で療法士が活躍する施設を一つご紹介致します。

理学療法士が3人常勤。研究もしている介護施設サービス付き高齢者向け住宅ななゆめの森

サービス付き高齢者住宅ななゆめの森では、理学療法士が3名常勤で働いております。

理学療法士は人員配置としては必須ではないため、運営側がいかに理学療法士を大切にしていることがわかります。

職員は元々病院勤務のスタッフのため、機能訓練室などもありレッドコードも常備されております。

機能訓練室

施設サービスとして個別リハビリを提供しております。

廊下

おしゃれな廊下です。

部屋

広々した個室で生活をすることができます。

集合写真

左から、介護支援専門(理学療法士)阿部様、あんしんホーム 三橋 併設の小規模多機能の理学療法士 三浦様 施設長(理学療法士)山本様

理学療法士の資格を持つスタッフは、施設長、介護支援専門、併設の小規模多機能の配置スタッフとなります。訪問リハビリなどで行うリハビリではなく、生活リハビリに力を入れていることが特徴で介護施設を運営されながら研究発表もされております。大手が介護施設のICTの研究をしているところはありますが、現場が研究をしているところは非常に稀です。

実際の研究内容を2つほど下記に記載いたします。

1.新型コロナウィルスクラスターにより身体活動が制限された施設入所高齢者に対するベルト電気式骨格電気刺激法の効果

2.ウィズコロナ時代の高齢者施設における理学療法士の役割について

病院も介護施設もまだまだコロナが発生している中、理学療法士という専門職がいかに価値を見出せるかをテーマに研究されており、高齢者施設で働く療法士にとっては非常に参考になる内容になっておりますので、ご興味のある方は是非ご確認くださいませ。

まとめ

超高齢社会と言われる日本では、日々新しい介護施設が建設されており、差別化のために療法士の雇用など積極的に行っているところがあります。

様々な役職をまだまだ狙える業界で、施設長や生活相談員、営業や統括主任など療法士が活躍できる場がたくさんあります。療法士の就職先として、介護施設が当たり前になる時代がくることを祈っております。

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