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【異常感覚】しびれの評価と物理療法(TENS)|感覚障害

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皆さん、こんにちは。火曜日担当の藤本裕汰です。本日もよろしくお願い致します。前回は寒冷療法について解説しました。本日はしびれについて解説していきます。

しびれ

まずはしびれについて定義について解説していきます。しびれに関しては本人が訴えている内容が異なることが1番難しく、人によっては感覚鈍麻のことをしびれと訴える方もいます。そのため、どのような用語があるか理解することが重要になります。

感覚障害では①感覚低下、②錯感覚、③異常感覚、④感覚過敏、⑤疼痛の5つに分けられます1)。錯感覚は外界から与えられた刺激とは異なって感ずる他覚的感覚と定義されています2)。異常感覚は自発的に生ずる異常な自覚的感覚と定義されます2)。基本的にしびれは自発的な感覚によるものであり、異常感覚と同様のものであり、疼痛などは含まないと定義されています。

痺れの要因に関しては大きく二つに分かれると報告されています。中枢神経疾患によるしびれと末梢神経疾患によるしびれに分けられます3)。他の要素もあるので以下の図を参考にしてださい。

中枢神経疾患は感覚に関わる部位である脳・脳幹・脊髄に障害が出ることで生じます。疾患としては脳卒中や脊髄損傷や多発性硬化症などが挙げられます。

末梢神経疾患は正座で足がしびれるのと同じメカニズムで生じます。様々な要因により神経が圧迫されることや虚血により生じます。疾患としては手根管症候群や閉塞動脈硬化症や糖尿病などが挙げられます。

しびれの評価

しびれに関しては病歴、神経所見、補助検査の3つが重要であると考えられています2)

病歴に関して問診にて評価していきます。しびれに対する問診では訴えている症状が本当にしびれなのか評価する必要があります。問診をする中でしびれ(異常感覚)ではなく錯感覚や感覚低下である例もいるので様々な聞き方でなるべく言語化する必要があります。また、感じ方によってしびれの神経が異なることもあるので聴取することが重要になります。

【異常感覚】しびれの評価と物理療法(TENS)|感覚障害

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