週の真ん中水曜日の江原です
本日はスクリーニングツールであるSTarT MSK(以下MSK)についてです。
STarT…と聞くと運動器リハ、疼痛リハビリに従事する方ならピンときます。そう、STarT back screening tool(以下、SBST)です。
それではSTarT MSKはどんな質問紙なのでしょうか?STarT backとはどんな関係があるのでしょうか?
STarT MSKとは
STarT MSKは、クリニックなど一次医療(primary care)における運動器疾患のリスク層別化を行うスクリーニングツールで、グループ分けする役割を持つ点においてはSBSTと全く同じです。
SBSTは、英国国立医療技術評価機構(NICE)の腰痛ガイドラインにも採用され、国際的な臨床実践に影響を与えました。
その成功を受けイギリスのキール大学医学部の教授で運動器疼痛(MSK pain)の中心自分物である、JC Hill博士のチームによりMSKは作成されています。